不動の人気No.1! メゾン マルジェラの香水「レイジーサンデー モーニング」に行列ができる理由
花の都・フィレンツェのゆったりとした日曜日の朝がテーマ
現在のラインナップは、ニューヨーク・ブルックリンのバーをイメージした「ジャズクラブ」やモントリオールの森の土や枯れ葉の匂いを感じさせる「オータム バイブス」など全15種類。「レイジーサンデー モーニング」は、その中でも一番人気を誇る香りだ。
「イメージされた場所はイタリアのフローレンスで、時間は日曜日の朝。窓からは清々しい朝の光が差し込み、洗いたてのリネンのシーツがなめらかに肌を包み込みます。『いつまでもこのままでいたい』と思うようなフレッシュで、『lazy(ゆったりとした)』なひとときが再現されています」 ちなみに「フローレンス」とは古くから文化、美術の中心地として栄えたイタリアのフィレンツェのこと。イタリア語で「花の都」を意味する古都は、英語では「フローレンス」と呼ばれる。
香りの構成は下記だ。 トップノート:ペアー アコード、リリー オブ ザ バレー アコード、アルデヒド。 ミドルノート:アイリス アコード、ローズ アブソリュート、オレンジフラワー アコード。 ベースノート:インドネシアン パチュリオイル、アンブレット シード アブソリュート、ホワイトムスク。 「香調はフローラルムスキー。フローラルは上品な甘さを感じさせる花の香りで、ムスキーは石けんを思わせる清潔感のあるソフトな香りです」 この香水の個性を際立たせるキーエッセンスが、リリー オブ ザ バレー(スズラン)、ホワイトムスク、アイリス、アンブレット シードだという。 「スズランとホワイトムスクは“洗いたての清潔感あふれるシーツ”の香りを、アイリスとアンブレッド シードは“窓から差し込み、肌を優しく温める太陽の光”を表現しています。このように成分を使って記憶の要素を再現するのが、『レプリカ』フレグランスの最大の特徴です」
明るく爽やかな香りは、幅広いシーンにマッチする
香水としての使いやすさも人気の理由。香水は香料の濃さによってパルファム、オーデパルファム、オードトワレ、オーデコロンなど呼び方が変わる。「レイジーサンデー モーニング」はオードトワレに分類される。 「欧米と比べて香水文化がそれほど定着していない日本では、強すぎる香りに抵抗を感じる方が少なくありません。オードトワレの香料の濃度は5~8%で、軽く、ほんのりとした香り立ちのため、普段香水を使わない方、香水の初心者の方でも取り入れやすい。この点も日本で人気を集める要因のひとつになったと考えられます」 そして、性別を問わず使うことができるというのも売れている秘密だ。 「『レプリカ』フレグランスは基本的にジェンダーフリーなのですが、とりわけこの香水は男女問わず人気が高く、ユーザーの男女比率はほぼ半々です。パートナーとシェアされている方も多くいます。年齢層も幅広く、20代を中心に、10~40代以上の方にもご愛用いただいています」
最後におすすめの使い方を聞いてみた。 「朝をテーマにした明るく、清潔感のある香りは、オンオフ問わず、幅広いシーンで使うことができます。休日はもちろん、仕事や学校へ向かう際や、日中に気分を切り替えたい ときにつけるのもおすすめ。また、同じ香りのボディーローションやシャワージェルもあるので、香水と併用すれば、香りが長持ちするだけでなく、香りに奥行きが生まれます」 香りそのものだけでなく、香りに紐づいた記憶をも楽しめるメゾン マルジェラの「レプリカ」フレグランス。なかでも「レイジーサンデー モーニング」は、多くの人が持っているであろう“日曜日の朝の幸福な記憶”を呼び起こす特別な香水なのだ。