火事やインフル… 年末年始に「気をつけてほしいこと」 長期間の留守で「空き巣対策」は?
また、ペットの何気ない行動が火事につながることも。掃除用ロボットでも同様のことが起きうるため、その場を離れるときや外出時には、必ず電気ストーブを消すことが必要です。 ◇ 年末年始の火事を防ぐには…? 「news zero」は専門家と検証しました。 元東京消防庁麻布消防署長 坂口隆夫氏 「電気ストーブって安全性が高いと皆さん思ってますけど、燃えやすい物が接していれば火事になる」 まず、ストーブ火災のうち約8割を占める「電気ストーブ」について。 ●1メートル以内に物を置かない。 ●上に物を干さない。 これに加えて、もう1つ大事なのが… ●寝る前に消す。
元東京消防庁麻布消防署長 坂口隆夫氏 「横になって寝入ってしまうと、掛け布団などを蹴ってしまう。蹴ってしまうことで、これが接してしまう。時間の経過で火災になる」 そして、年の瀬の“大掃除”の際に気にしてほしいというのが…。 元東京消防庁麻布消防署長 坂口隆夫氏 「コンセントにホコリがたまって、水分、湿気を持つと、電気が通じて、そこで火花が出たりして熱が出て」 NITEの実験では、ホコリがたまったコンセントから煙が出たかと思えば、激しく火が噴き出しました。
元東京消防庁麻布消防署長 坂口隆夫氏 「気がついたときにはプラグを抜く。乾いた布で、きれいにホコリを取り除く。コンセント部分も、よく拭くということですね」 また大掃除では、コンロ周りの油汚れも拭き取ってほしいといいます。 元東京消防庁麻布消防署長 坂口隆夫氏 「(油汚れも)火災になる場合があるので、きれいに清掃する。ちょうど大掃除の時期ですから」 なお、コンロ周りにガスボンベや消毒液、ふきんなど燃えやすい物を置くのはNGです。 この年末年始、旅行や帰省で長く家を空ける人にも、やってほしいことがあります。 元東京消防庁麻布消防署長 坂口隆夫氏 「電気器具のコンセントのプラグは、コンセントから抜いて外出してもらいたいんですね」 ──電源を切っておくだけではダメなんですか? 元東京消防庁麻布消防署長 坂口隆夫氏 「やはりプラグがコンセントに差し込んだままだと、電気が通電してますから、地震によって、落下物によって配線コードが傷つけられて、ここから出火するだとか危険性がある。使用しない電気器具のプラグは必ず抜いておく。電気火災を防ぐことにつながっていく」 ◇ そしてこの年末年始、もう1つ、警戒が必要なのが…。