大転職時代!イマドキの「辞める理由」…「給料が低いから」が1位じゃない、衝撃結果
一昔前の価値観とは大きく変わり、ひとつの企業で定年まで勤め上げる人は少なくなっています。転職が当たり前の時代。では、転職した人たちには、一体どのような理由で会社を辞めているのでしょうか? 本記事では、株式会社ハッカズーク監修の「今さら聞けない『転職・退職の超基本』(朝日新聞出版)から一部抜粋・再編集し、昨今の転職事情について解説します。 【早見表】年金に頼らず「夫婦で100歳まで生きる」ための貯蓄額
退職は特別なことではなくなっている
かつての終身雇用のイメージをもつ世代からすると、「退職」は一大事に感じるかもしれませんが、もはやそこまで珍しいことではなくなっています。厚生労働省の調査によると、被雇用者の離職率はここ15年くらい15%前後で推移しています。 離職理由は自己都合が76.6%と最も多く、その内訳(複数回答)を見てみると「労働条件がよくなかったから」28.2%、「満足のいく仕事内容でなかったから」26.0%などが上位を占め、より満足度の高い仕事を求めて転職を考える人が増えている様子が見えてきます。次のステップで力を発揮するためにも、よい辞め方を心がけたいものです。 離職率の平均は14~15% 2022年の離職率を就業形態別に見ると、フルタイム労働者が11.9%、パートタイマーが23.1%。業種別では「宿泊業、飲食サービス業」が26.8%と最も高く、次いで「サービス業」が19.4%となっています。 離職率とは ある時点で企業に勤めていた従業員のうち、一定期間内にその企業を離職した人の割合。 退職理由の8割近くが自己都合 退職の理由は、契約期間終了や雇用者側の都合などによる都合を除くと8割近くが自己都合によるものです。年齢別で見ると、若い世代ほど自己都合による離職の割合が高いことがわかります。 条件や仕事内容に関する退職理由が多い 自己都合の中身を見てみると、労働条件、仕事内容、給与などに対する不満が上位に入っています。より自分に合った条件を求めて求職活動する人が多いことが見て取れます。 株式会社ハッカズーク