年金暮らしの親の話をしたら、「お金に余裕があるなら仕送りしたほうがいいんじゃない?」と友達に言われました。30代なのですが、同年代はみんな仕送りをしているのでしょうか……?
仕送りの必要性を考える
親への仕送りは個人の選択であり、仕送りの有無や頻度、金額は、人それぞれの家庭事情や経済状況によって異なります。 仕送りをする最大のメリットは、親の生活の質の向上です。年金だけではカバーしきれない医療費や生活費、趣味や娯楽に充てるお金が増えることで、親がより快適で充実した生活を送ることができるでしょう。 また、子どもからの仕送りは親にとって精神的支えにもなるかもしれません。自分たちを気にかけてくれているという安心感は、心理的な健康にも良い影響を与えるでしょう。 一方で、親が十分な年金や貯蓄を持っていれば、必ずしも必要ではありません。仕送りが子ども自身の経済的負担となり、生活に支障をきたすような場合は、無理をしてまで仕送りを続けるべきではないでしょう。
30代で親に仕送りしている人は3%ほどいる
30代で親に仕送りをしている世帯は468万1000世帯中12万6000世帯でした。親が年金暮らしで生活に困っている場合や、親の健康状態が心配な場合に仕送りをする方も多いでしょう。 ただし、親への仕送りは個人の選択であり、全ての人がやっているわけではありません。大切なのは、自分自身や家族の幸福を追求するために、それぞれに置かれた状況や環境を考慮し、適切な判断を下すことです。 自身の生活や将来のための貯蓄や投資にも配慮しながら、バランスをとることが重要となります。親への仕送りを検討するのであれば、誰が、どのようにサポートするのかを、事前に家族の間で話し合いをして決めてみてはいかがでしょうか。 出典 e-Stat 政府統計の総合窓口 令和4年国民生活基礎調査 統計表 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部