“ピッチャーは普通か、調子悪いしかない” 巨人・杉内コーチ 6回2失点の戸郷翔征に込めた期待
◇プロ野球セ・リーグ 巨人3xー2DeNA(12日、東京ドーム) 若林楽人選手のサヨナラタイムリーで勝利を収めた巨人。先発の戸郷翔征投手は勝ちこそつかなかったものの、6回2失点とまずまずの好投を見せました。 【動画】7月12日の巨人戦ハイライトはこちら 「苦戦してたね」 試合後にこう口にしたのは杉内俊哉投手チーフコーチ。戸郷投手について「カウント負けしていることが多かったんで、苦しそうだなと思っていました。それでも6回2失点なんで悪いなりにも抑えられていると思います」と続けました。 “悪いなりにも抑えている”と口にしても杉内コーチの表情は少し堅め。“エース戸郷翔征”に求めるものはもっと高く、絶対的なものです。 16試合を投げ、疲れがでてきているのではないかと報道陣に問われると「疲れはあるでしょうけど・・・」と少し考えた様子をみせた杉内コーチ。「僕はキツくなかったから、シーズン中は。楽しく投げてましたから、『絶対勝ったろう』と思って。キツいを言い訳にしたことがないんでね」と自身の経験を元に続けました。 「調子いい悪いはある。調子いい試合は数試合しかない。“普通か、調子悪い”しかないんで。その中でも勝っていかないといけない。エースと言われているピッチャーはね」 戸郷投手が“大エース”になれる器があるからこその厳しめの言葉。これを24歳の右腕がどう受け取り、糧とするでしょうか。