アルラジがダカール第2S中間首位 サインツとローブは苦戦
【AFP=時事】ダカールラリーは5日、2日間にわたる第2ステージの初日が行われ、四輪部門ではオーバードライブ・レーシングのヤジード・アルラジ(サウジアラビア)がトップで中間地点を終えた。 【写真6枚】ダカール第1ステージの様子 昨年から導入された「48時間クロノ」では、四輪と二輪の選手が2日間で約1000キロを走破する。舞台は見渡す限りの砂丘が広がるサウジアラビアの何もない砂漠。1日目となる5日は午後5時で競技が終了し、選手は最寄りの休憩ゾーンであるビバークで睡眠を取ってから、日の出とともに2日目のスタートを切る。 昨年とは異なり、二輪と四輪ではコースが異なるため、四輪の選手は先行するバイクが残した跡を追うことができない。 その中で、アルラジはダチアのナセル・アルアティア(カタール)に1分19秒差をつけ、総合順位でも5回の優勝を誇るアルアティアを暫定的にリードしている。 一方で、カルロス・サインツ(スペイン)とセバスチャン・ローブ(フランス)という2人の有名選手は苦戦した。フォードのサインツはマシンが上下逆さまにひっくり返って40分をロスし、ダチアのローブも車のファンの問題で初優勝の望みが薄れた。 二輪部門では、第1ステージの勝者であるレッドブルKTMファクトリー・レーシングのダニエル・サンダース(オーストラリア)が、モンスターエナジー・ホンダの前年王者リッキー・ブラベック(米国)をリードしている。【翻訳編集】 AFPBB News