ライゾマティクスの大規模個展、テーマは「AIと生成芸術」
ライゾマティクス(Rhizomatiks)の個展「Rhizomatiks Beyond Perception」が、現代アートギャラリー「KOTARO NUKAGA(天王洲)」にて開催される。同ギャラリーの移転を記念したオープニング展となる。2024年6月29日(土)から9月28日(土)まで。 現代アートギャラリー「KOTARO NUKAGA(天王洲)」が、これまでの「TERRADA ART COMPLEX I」3階から、すぐ隣にある「TERRADA ART COMPLEX II」1階へ移転した。新しいスペースは、約386平米の広さと約5.5mの天井高があり、国内最大規模のギャラリーに! そして、移転を記念して開催されるのは、真鍋大度と石橋素が主宰するクリエイティブコレクティブ、ライゾマティクスによる個展「Rhizomatiks Beyond Perception」。 これまで、人間とテクノロジーの関係を探求し、アーティストの身体表現や研究者とのコラボレーションなどを通じて、クリエイティブの最先端領域を切り開いてきたライゾマティクス。 2021年には東京都現代美術館にて個展を開催、2023年には虎ノ門ヒルズの最上部「TOKYO NODE」のオープニングで、MIKIKO率いるダンスカンパニー、ELEVENPLAYとともに没入型パフォーマンスを発表し、話題となった。 「Rhizomatiks Beyond Perception」でのテーマは「AIと生成芸術」。AIモデルがどのように学習し、新たなイメージを生成するのかを可視化する。誰もがAIを用いて画像を生成できる現代において、その価値を問いかけるという。 そして本展では、初の試みとして作品販売が行われる。販売される作品は、「AIモデルデータ」。この、ライゾマティクスによる独自の画像のみを学習したAIモデルを用いて、入力を変えることで、無限に画像を生成することができるという。 アート、テクノロジー、エンターテイメントなど数々の境界を行き来し、アップデートを重ねながら、新しい価値を提示し続けるライゾマティクス。ぜひこの機会に訪れて、体験してほしい。