イスラエルサッカーファン 「反ユダヤ的」衝突発生のオランダから帰国
【AFP=時事】サッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2024-25)の試合後に「反ユダヤ的」な衝突が発生したオランダ・アムステルダムから、イスラエルのサポーターを乗せた救援機が8日、イスラエルのベングリオン国際空港(Ben Gurion International Airport)に到着した。 【写真】空港に到着したマッカビ・テルアビブの選手(その他全4枚) 暴動が起きたのはアヤックス(Ajax、オランダ)対マッカビ・テルアビブ(Maccabi Tel-Aviv、イスラエル)の試合後で、オランダ警察は事件に関連して62人を逮捕したと明らかにした。 イスラエル国営航空会社であるエルアル・イスラエル航空(El Al Israel Airlines)によると、同国ファンを帰国させるために6機を派遣したという。 イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は、同国の対外特務機関モサド(Mossad)に対しても、今後のスポーツ大会における騒動を防ぐための計画を立てるよう指示した。 アムステルダムのフェンケ・ハルセマ(Femke Halsema)市長は、事件当日の夜にマッカビ・テルアビブのファンを標的に攻撃を仕掛けた「憎悪に満ちた反ユダヤ的な暴徒」によって、市内が「著しく破壊された」と述べた。また、スクーターに乗った集団が同クラブのファンを狙って「ひき逃げ」して暴行するなどし、5人が病院に搬送されたとも明かした。 スタジアム内は「スポーツ的」な雰囲気とともに大規模な警備が敷かれていたにもかかわらず、警察当局は市内の数か所で一瞬のうちに行われたファンへの襲撃を防ぐことはできなかった。【翻訳編集】 AFPBB News