みんな大好き“日本一”の効果は「小さな領域のNo.1でも十分な時代」公式認定機関に申請すればニッチな記録にも挑戦可能
■ニッチな日本一でも価値がある理由とは
上野氏は団体運営において、「『自分はこれができる』と自己肯定感を高めるところに重きを置いている」と語る。 作家でジャーナリストの佐々木俊尚氏は、SMAPの『世界に一つだけの花』を引き合いに出しつつ、「2000年代にはNo.1にも、オンリーワンにもなれない人が大勢出て、自己承認欲求が高まった」と説明する。 そして、「どう承認欲求を満たすかが大きな課題になっている時代に、ニッチな分野でNo.1になることは、一つの生き抜く支えになる」と考察する。「“お笑いのNo.1”は頂上が高いが、もっと低いNo.1は実は多いと知ることで、承認欲求が満たされる。小さな領域のNo.1で、十分充足できる時代に変わってきている」。 (『ABEMA Prime』より)
ABEMA TIMES編集部