島田麻央「絶対やってやる!」 トリプルアクセル着氷 “自己ベスト”75・58点で2位発進
◆フィギュアスケート ▽世界選手権代表選考会 全日本選手権 第1日(20日、大阪・東和薬品ラクタブドーム) 女子ショートプログラム(SP)が行われ、世界ジュニア女王の島田麻央(木下グループ)は、国際スケート連盟(ISU)非公認ながら、自己ベストを上回る75・58点をマークした。「絶対やってやる! っていう気持ちで挑んだ。もちろん不安もあったが、不安があると迷ってしまう。過去を振り返らず、今に集中して演技した」と振り返った。 冒頭の大技・トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は4分の1回転不足の「q」判定だったが、3回転フリップ、3回転のルッツ―トウループの連続ジャンプを成功。ステップとスピンもすべてレベル4をそろえた。演技後は両手を突き上げた。 島田は現在、16歳で初優勝すれば名前の由来となった憧れの浅田真央さんより1か月若い年齢で、同じ高1での全日本制覇。またジュニア選手が頂点に立てば2003年の安藤美姫以来21年ぶりとなる。記録については「あまり考えていない。優勝したい大会というより、目標としているところに行くまでの通過点だと思っている。自分を信じて滑れたら」と自然体を貫く構えだ。 フリーでは4回転トウループとトリプルアクセルの2本の大技に挑む。過去、全日本には2度出場し、いずれも3位の表彰台に上がっている。全日本ジュニアでは現在、前人未到の4連覇中。ジュニア転向後、ISU公認の国際大会でも13戦全勝中だ。
報知新聞社