大阪府・松井知事が定例会見(全文1)府大と市大の統合、日本全体にプラス
2020年度に府立大学と市立大統合案を提出するという、本日の読売新聞夕刊の報道は事実なのか
朝日新聞:すみません、朝日新聞の【ナラザキ 00:06:23】です。本日読売新聞の夕刊に、9月議会に、2020年度には府立大と市立大を統合する方針を明記する議案を提出する方針を固めたというような報道がなされているんですけども、事実でしょうか。 松井:うん。これは法人統合を来年4月にするということですから、われわれは1大学1法人を、これまでも目指すということは政策として掲げてきたわけだから、時期としては2022年を1つの目標として目指していきたいと思ってます。 朝日新聞:これまでの自民党側の反対、1法人1大学については反対、コメントについても一応、慎重な姿勢を見せているんですけども、その辺りについては。 松井:これね、両大学がやはり大学の機能強化、魅力ある大学をつくるために決してわれわれ行政が指導してやってるわけじゃなくて、やっぱり両大学が将来、生徒が集まる学校をつくっていくためには、これはやっぱり府大、市大が1つになって魅力向上を図るべきという、そういう大学の意思ですからね。その大学の意思っていうのを議会の皆さんも重く受け止めてもらいたいと。だって議会は分からんでしょう、大学経営なんちゅうのは。 これは国立大学もそうだけど、これからはやっぱり少子化時代の中で、大学がもう大きく、もう余っていく状況ですよ。そういうときにいかに生徒を集める、生徒にとって魅力ある学校をつくるかと考えたときには、やっぱり市大と府大という、この今までの歴史、伝統、文化は否定しないけど、それが今までの歴史の中で積み上げてきた研究成果を1つにまとめて新しいイノベーションを起こしていくと、これがもう非常に重要ですから。これはもう議会の皆さんにも両大学も望むことなんで、ご理解いただきたいと、こう思ってます。 それで自民党は、府と市でまた考え方も違うから。公明党としっかり協議したいと、こう思ってます。 朝日新聞:では公明党との話し合いはまだ、すでにされているんですかね。 松井:公明党の皆さんには、僕らが、僕と吉村市長と、それから大学とが1大学1法人を目指していくということは、これまでも伝えてきています。 朝日新聞:議案について賛成をしてもらえる見込みっていうのはあるんですか、9月議会で。そこまでの話し合いがすでになされている。 松井:いや、それはこれから議会が始まるわけだから、今の時点で公明党さんがこの議会の議論の中で判断されるものだとは思うけども、これまでもそういう具体的な中身の前向きな議論をすれば、ご理解はしてきていただいているんだと。大学同士がやっぱり、将来統合、1つの大学になろうねといっても、やっぱり目標の年時っていうか具体的な目標の数値がないと、これはなかなか作業も進みにくいですよ。やっぱり物事を進めていくためには、具体的なタイムスケジュール、これを掲げるべきだと、僕は思ってます。 朝日新聞:公明党については、来議会でご理解いただけるというような判断だということでよろしいですかね。 松井:いや、それは公明党の判断ですから、今ここでね、【**ジタ00:10:16】である、知事である僕が議案提出して、それこそ議会の賛否を、それも維新じゃなく他党の議会の賛否を僕が言うわけにはいかんでしょう。 朝日新聞:ありがとうございます。 司会:それでは。