大阪府・松井知事が定例会見(全文1)府大と市大の統合、日本全体にプラス
去年1年間の刑法犯罪の人口当たりの認知件数で大阪がワースト1 啓発活動の重要性とは?
朝日放送テレビ:幹事社ABCの【タナカ 00:02:34】と申します。お願いします。まず夏休みの子供の過ごし方についてなんですけれども、警察庁の犯罪統計によると去年1年間の刑法犯罪の人口当たりの認知件数が大阪がワースト1位というふうになっています。子供への影響も考えられると思いますが、あらためて家庭や地域への啓発活動の重要性をどのように捉えておられますでしょうか。 松井:犯罪被害を防止するには家庭や地域、より連携して防犯活動を推進していくことが重要であります。そのために啓発活動に地道に取り組んでいきます。とりわけ子供たちを地域ぐるみで犯罪被害から守るために家庭や事業所の協力をいただいて、こども110番の家や、動くこども110番を増やしていきます。また5つの約束の啓発や防犯ブザーの使用などの呼びかけを引き続き行っていきたいと思ってます。
ふるさと納税による減収額について
朝日放送テレビ:もう1点、ふるさと納税についてなんですけれども、ふるさと納税による減収額というのが大阪府は東京都と神奈川県に次いで3番目に多くなっています。都市のお金を地方に回すっていう意味では制度の狙いどおりではあるのかなと思うんですけれども、大阪府として知事として減収という面についてはどういうふうに受け止められますでしょうか。 松井:いや、もう減収って、大阪府としては僕の考え方としては、まずふるさと納税っていうのはやっぱりふるさとを思う気持ちでやってもらうんだから、そういう物で釣ってやってもらうというのはちょっと違うと思ってるし、で、そもそも、ふるさとというのは市町村単位という思いも持ってるから。だから大阪府としては、ふるさと納税を増やすためにこれまで取り組みということはあえて返礼品をいろいろと工夫したり、そういうことはしていないわけだからね。だから本来政府の思惑というか考えのとおり都市部から地方にそういう気持ちでそういう税が移動していくことっていうのは、僕はいいことだと思ってます。 だから、そもそも大阪府として各府か市町村はそれぞれ頑張ってくれたらいいと思いますよ。ふるさとなんだから。ただそれもあまり高額商品に釣られるような形ではなくて、それと引き替えということではなくてやっぱりふるさとを思う気持ちというものを各市町村が訴えて、納税額を増やすのは必要だと思うけど、広域自治体である大阪府としてはふるさと納税が減ったことに対して何か、特にそのことにおいて、減ったことに対してなんら、なんとか対応するとかそういうふうな思いはありません。 朝日放送テレビ:ありがとうございました。 司会:それでは次のご質問をお受けいたします。