大阪府・松井知事が定例会見(全文1)府大と市大の統合、日本全体にプラス
1大学1法人の条例案の提出は9月前半なのか
NHK:NHKの【カワベ 00:10:38】です。関連してなんですけども、この1大学1法人の条例案は、9月前半議会に提出するお考えですか。 松井:今、それは事務局、事務方でいろいろと準備をしているところです。前半なのか、後半なのか、これはその他の議案もあるので、どの時点で議会に対して提出するかは、まだこれからです。 NHK:この9月議会っていうタイミングっていうのは、どういう意味があるんでしょうか。このタイミングで出してくるっていうのは。 松井:いや、もうタイミングっていうか、両大学がその方向で意見がまとまったということです。 NHK:2022年の1法人1大学っていうのを目指す上では、これ以上、条例案の提出が遅くなるっていうのは避けたいということですか。2月議会では間に合わない? 松井:いや、どの議会で間に合わないということではなく、とにかく一番重要なのは両大学の意思ですから、両大学の意思がまとまれば、速やかに議案を提案するのが僕の役割だと、こう思ってます。
両大学統合でスケールでも他地域を圧倒できるという意味でも府としては賛成しているのか
司会:それでは次のご質問をお受けいたします。 共同通信:共同通信の【ドイ 00:12:07】です。関連して、両大学の法人設立のときに、2つの大学が一緒になることでスケールメリットを得られるということでかなり強調されていたんですけれども、その辺についても、府としては同意するところということでよろしいでしょうか。 松井:え? 共同通信:新しいイノベーションを起こしていくという部分と、あと、スケールメリットとして学生数とか教員数とかで、ほかの地域を圧倒できるという意味でも、府としては賛成できるという。 松井:それはそうですよ。だって、この府大と市大が1つになるということで、関西の有名な私大の、皆さんが今、非常に強力なライバルができたというふうに捉えられているわけですから。今までの市大、府大はね、やっぱり関西有名な私立大学から見ても大した競争相手じゃなかったわけですよ。これはやっぱり、他の大学の人たちが強力なライバルが出現すると。そういうふうに捉えてくれることだけでも、すごいことですよ。それによってまさに大学間の切磋琢磨でより高いレベルの研究が進めば、これは日本全体にとってプラスです。 司会:次のご質問お受けします。よろしいでしょうか。 【連載】大阪府・松井一郎知事が定例会見2018年8月2日 全文2へ続く