【超RIZIN】安保瑠輝也「嫌われながらRIZINファイターになった僕ですけれど、応援してくれる人が増えたのが嬉しい」パッキャオ戦は「体格だけで勝負したわけではない」
2024年7月28日(日)さいたまスーパーアリーナ『Yogibo presents 超RIZIN.3』の第10試合RIZINスタンディングバウト特別ルール69.0kg契約3分3Rで、マニー・パッキャオ(フィリピン)とフルラウンド戦った安保瑠輝也(MFL team CLUB es)が試合後インタビューに応えた。 【写真】パッキャオのボディにストレートを入れる安保 「試合前からずっと言っていた通り、中尾先生と2人で作り上げてきたボクシングを証明するって言っていたんですけれど、倒して勝つつもりでいましたけれど倒すことは出来んかったけれど、先生とやってきたボクシングを3分3R出して証明できたかなと素直に思えてほっとしています」と安堵の表情を見せる安保。 当日の体重は76kgだったと言い、「体格差だけでどうこう出来るような相手ではないことは分かっていたし、過去の映像を見ても分かることじゃないですか。デカいだけで前にガンガン詰めてくるような選手には、パッキャオ選手は相手の足が止まっているような状態やったらサンドバッグのように面白いように打つし。 そうならないように足もちゃんと機敏に動かして、入って来るならその分だけ下がる、それは真っ直ぐ下がるんじゃなくて自分がいいポジションに避けながら打つ。で、下がるだけじゃなくて次は自分のフィジカルを活かして相手が入ってくるタイミングで頭を相手の胸のところにぶつけて距離を潰して、フィジカルを活かすみたいな感じでディフェンシブな戦術をやっていきつつ、駆け引きの段階で相手に『なかなか上手くいかないな』と思わせていきながら、自分が次は前に行けるって段階の勝負になって来るって分かっていたので。だからそういう意味では体格を活かせた部分もあるけれど、別に体格だけで勝負ができたわけじゃないなと思います」と、細かな戦術とテクニックがあったからパッキャオと渡り合えたと説明した。 パッキャオのパンチ力に関しては「特別どうっていうのはなかった」という。 大きな勝負を終えて次の展開はどうするか、と聞かれると「目の前の試合が終わって、次からは何で行きますみたいなのは特にないんですけれど、リング上で最後に言わせてもらった通り、初めは嫌われながらRIZINファイターになった僕ですけれど、今こうしてパッキャオ選手と戦わせてもらった時に歓声の多さとか、安保瑠輝也を応援してくれる人が増えたなって思って、正直に嬉しいって気持ちなので」と、当初はMMAを馬鹿にした発言などで歓迎されなかったが、今ではRIZINファンが応援してくれることに相好を崩す。 そして「自分がまずワクワクすることに挑戦していきながら、みんながそれを楽しんでくれるようなことをやっていって。どの競技でやろうと俺は絶対に世界チャンピオンになるって決めているので、それを今から模索していこうかなって状況ですかね」と、キックボクシングをやるのかMMAをやるのか、それともボクシングをやるのか決めてはいないが、ファンを楽しませていきながら世界王者になりたいとの目標を語った。
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