「持って帰るね」と「もらうね」の違いで激怒した夫…お互いの”地雷”に気づけない夫婦に潜むある原因
夫の話下手をフォロー
夫は自分のポリシーをうまく言語化して論理的に説明できていません。だから周りの人たちは何に気をつければいいのか、いまいちわからないのです。 夫が日ごろから丁寧に自分のポリシーを伝えていれば、妻も「ヘッドホンは“地雷”かな」と勘づくことができたはずです。 夫婦関係のギクシャクも、この夫が話下手なことが原因のようでした。単身赴任中なので、毎日夜に夫婦でズームで話をしていたそうですが、いつも話が盛り上がらないのです。妻は黙ってあくびをしているし、夫も会話に集中していないのだそうです。 さて、どうすべきか? 妻には、夫の話下手をフォローして、「夫が食いつくような話題をがんばって探すように」とアドバイスしました。 妻がその通りにして「精神的自立」や夫のこだわりの趣味について調べたので、ズーム越しでも話が弾むようになり、それに伴って夫の「ブチギレ」も減ったそうです。 『「妻がアジフライを作ってくれないのは、自分のことを愛してない証拠」…40代夫婦に訪れる“夫婦関係の落とし穴”とは』へ続く
岡野 あつこ(夫婦問題研究家・パートナーシップアドバイザー)