旅行中に役立つ! 海外で「チップ」を現金で払うといい理由
スマホやクレジットカードでの支払いが増え、現金を使うことが減ってきた昨今。アメリカやカナダなどのチップの習慣がある国では、従業員へのチップもレジ端末やアプリのボタン1つで簡単に払えます。 日本ではなじみがないため、アメリカ旅行中にチップの支払い方に迷った経験をしたことがある人も多いはず。 実は、チップは現金で払ったほうがいいという意見も多いのです。 今回は『デリッシュ』から、過去にニューヨークでバーテンダー、サーバーとして働いていたテイラー・アン・スペンサーさんが語る「チップを現金で払ったほうがいい理由」をご紹介。旅行前に知っておくと役立つこと間違いなし!
そもそもチップとは
チップの習慣がある国や地域では、ホテルや飲食店、タクシーといったサービス業の賃金が低く設定されている場合がほとんど。チップによって差額を埋め合わせるため、大切な収入源のひとつとなっていて、納税の際には申告義務もあります。またサービス料が設定されている場合は、チップ不要という場合もあります。 支払われたチップはそのまま従業員のポケットに入ることもあれば、お店でまとめてその一部を従業員全体に分配することも。お店によってルールは異なるようですが、それでも現金で支払ったほうが、従業員にとってはメリットが大きいよう。
すぐにチップを受け取れる
最も重要な理由の一つは、従業員がチップをすぐに受け取れること。これは心理的にも大きなメリットです。カンザス州とニューヨーク市のレストランでサーバーをしていたコルトン・トローブリッジさんは、「現金をもらったほうがリアルな感じがします」と話しています。 現金のチップだと従業員はそのまま持ち帰ることができ、給料日の支払いを待つ必要がありません。これは、チップを従業員全体で分配する場合でも同様です。 「現金のチップを従業員の間で平等に分けるお店で働いていたことがあります。その場合は現金のほうがいいんです」 食料を買ったり、子育てにかかるお金を支払ったりと従業員によってはチップによる日給が必要不可欠なこともあります。個人によってその状況は異なるものの、それでも現金のチップのほうが好まれる可能性は高いと言えます。