旅行中に役立つ! 海外で「チップ」を現金で払うといい理由
ミスが少ない
2つめの理由は、現金のほうがミスが少ないこと。たとえば10ドル札を直接従業員に渡せば、確実にその人の手に渡ります。しかしクレジットカードでチップを払い、レシートに金額を書く場合は、ミスが起こることもしばしば。小数点を違うところに打っていたり、数字が読めなかったり、サインを忘れたり、最悪のケースだとレシートがなくなってしまうことも。 テイラーさん自身も、2、3回はお客さんが間違えてレシートを持って帰ってしまい、チップをもらえなかったことがあるそう。食事の代金は支払われているものの、チップの確証はレシートだけで、従業員がチップをもらえないというケースも少なからずあるようです。
手数料を引かれない
実はアメリカ合衆国の多くの州(メイン州、マサチューセッツ州、カリフォルニア州以外)では、クレジットカードで支払われたチップから手数料を差し引くことを合法としています。 「チップが顧客のクレジットカードから支払われている場合、雇用主は雇用者に対して、クレジットカードの手数料を差し引いたチップを払うことができる」と、アメリカ合衆国労働省のホームページに記載されています。 実は多くの企業は、従業員にあえてこの事実を伝えていないそう。また、サービス業全般でも話題になることは少ないといいます。 キャッシュレスの時代の今、現金を使う機会は減っていますが、特にチップ文化のある国への旅行の際には持ち歩く価値はありそう。海外旅行に行くときには参考にしてみて!
From Delish, Translation: Haruka Thiel