ジャガイモと一緒に植えてませんか?キュウリと一緒に植えるべき植物と、一緒に植えてはいけない植物
ガーデニングの世界では「共に育ったものは相性がいい」、つまり一緒に栽培してうまく育つものは味もよく合うといわれます。たとえばトマトとバジル、トウモロコシとズッキーニなどがいい例です。でもそれは味に限った話ではありません。ある植物を一緒に育てると、庭全体の植物の健康を保つのに役に立つことがあります。この方法はコンパニオンプランティング(共生栽培)と呼ばれています。特定の植物同士を近くに植えて栽培することで、お互いの成長を促しつつ害虫を寄せ付けないようにし、収穫量を増やすことができるのです。 【写真集】キュウリと一緒に植えるべき植物と、一緒に植えてはいけない植物
イロコイ族やチェロキー族などアメリカの先住民族はトウモロコシ、豆、カボチャを植えるときに「スリーシスターズ」という名前で知られるこの方法を使ってきました。アラバマパブリックテレビの園芸番組「ガーデンパーティ」で司会を務めるトレース・バーネットはコンパニオンプランティングについてこう語ります。「この方法は庭の活力を高めるために自然が編み出した精巧な設計図です。植物を戦略的に組み合わせ共生させることで養分を循環させ、害虫を駆除し、受粉媒介者を誘引します。結果として生態系が発達します。キュウリに関していうとこの共生関係は単なる共生を超え、それぞれの植物が重要な役割を果たすことで庭全体が交響曲を奏でます」 コンパニオンプランティングの組み合わせ、つまりコンパニオンプランツを選ぶ際には栄養の必要性、成長速度の違い、日照条件など、考慮すべき要素がたくさんあります。片方だけが遥かに大きくなりもう一方に日が当たらないようにしてしまったり、養分をめぐって互いに競合するような植物はみなさんも選びたくないでしょう。今回はキュウリにピッタリなコンパニオンプランツをご紹介します。
【OK】マメ類
エンドウマメ、インゲンマメ、レンズマメはキュウリの素晴らしいパートナーです。土壌の窒素濃度を一定に保ち、土壌の栄養分を豊かにしてくれるからです。またマメ科の植物は大きくなると蔓を伸ばし自然の日陰をつくってくれるので、土中の水分が保たれ、土壌が侵食されることもありません。まさに嬉しいことばかりです。