「一風堂」「町田商店」「山岡家」ラーメン銘柄、御三家は株価も業績も一人勝ち状態 頭一つ抜けているのは?
今後の3社の株価予想は?
となると、ここからの株価予想ですが、現時点での当期予想PERは、力の源は13.5倍、ギフトHDは35.1倍、丸千代山岡家は19.7倍。足元の業績が落ちている力の源は、PERが低いですが、それは成長性の低さと比例していると考えて投資対象としては除外、ギフトHDは、客数が減少していることからやはりPER35倍は割高に感じます。残る丸千代山岡家の19.7倍は、当社の成長率を鑑みるとまだまだ割安に感じます。 株価は、ここ2年で8倍ほど上昇しているので、さすがにこれ以上は、と思うかもしれませんが、株価は、上場来高値を抜けてきています。株価は、高値を超えるとさらに上がりやすい特性を持つので、まだここから!を期待しています。 ラーメンに限らず、2022年から2023年の前半は、値上げが受け入れられやすい海外での売り上げ比率の高い企業が堅調でしたが、2024年は、人件費の上昇が、価格引き上げに追いつけず苦しんでおり、株価も低調です。もちろん、海外へ販路を広げるのは、長いスパンでみると必要なことですが、短期的には、海外展開が裏目に出ることもあります。そういった景気の波を感じる力も、個別株投資には必要ですね。 ※本記事は投資助言や個別の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。
藤川 里絵(個人投資家/CFP)