“結婚と出産”促す政策進める中国 急速に進む少子化で… 反発の声も
しかし、中国当局の発表した資料には、そうした民意を無視するような「結婚や子育てはあくまで私的なことで個人の自由だと考える人がいる。この見方は間違っており一方的だ」という言葉がありました。 また、「出産すべき」とのアピールに熱が入りすぎたのか、少子化対策を担う政府機関のSNSでは、10月に出産のメリットとして「(出産は)女性を賢くする」と主張し、「うそばっかりだ」などと批判が殺到。文章は削除されました。 さらに、地元の役所から妊婦に直接、こんな電話もかかってくるといいます。 妊婦 「『検査は異常ないか』とか『いつ出産するか』とか」 妊婦 「毎日電話があるよ」 ──何を聞かれるの? 妊婦 「なんでも」 中国メディアによると、未婚女性に対しても一部の役所から「妊娠したのか?」「子どもをもつ予定は?」など、出産の計画を尋ねる電話があったといいます。 結婚・出産への干渉を強める中国政府。一方で若者たちは、高騰する結納金への対策や子育て支援の拡充など、環境整備の必要性を訴えています。