【独自解説】万博「開幕前に下見ができない…」子どもたちの“遠足” 先生たちからは不安の声 移動手段、熱中症対策、ガス爆発 不安を解消して多くの人が訪れるようにするためには?
Q.上げだしたら心配事はきりがないとは思いますが、万博協会の副会長でもある大阪府の吉村知事も『下見を開幕前にもするような配慮が必要だ』と会見でコメントしていました。下見が改めて設けられるという可能性はないんですか? (平田記者) 「今まさに、現場からかなりの数の『下見をちゃんとさせてほしい』という声があがっています。また、先ほど申し上げた工事との関係です。工事をしながらも安全に下見ができるのかというのは、今後検討材料になってくるんだろうと思います。また、先生の中で大きな役割があります。それが、“保護者対応”ということで、例えば、先生たちのところには保護者から『メタンガスは大丈夫なんですか』という連絡が来ることもあるということです。そうしたときに自分たちもまだ状況がよくわからないので保護者にちゃんと説明ができない。『こんな状態だったら万博協会がちゃんと保護者の皆さんに説明してください』という声が上がるぐらい、不安を抱えている人が多いと感じました。ただ、大阪府内でも約8割の学校が参加したいと言っています。万博というのは、子どもたちに未来の技術を見せるというのが一つ大きな役割でもあると思いますので、子どもたちが安全に会場に行けるように、開幕残り9か月を切っているので、下見を含めた安全対策を、具体的にそして早く先生たちに提示をする必要があると感じています」 (「かんさい情報ネットten.」2024年7月23日放送)
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