<水泳・速報>北島、200m平で決勝進出も「危ねえ。レベル高けえ!」
リオ五輪の代表選考会を兼ねた水泳の日本選手権の大会第4日が7日、東京江東区の辰巳国際水泳場で行われ、男子200m平泳ぎの準決勝で、5大会連続の五輪出場を狙う北島康介(33歳、日本コカコーラ)が、2分10秒16のタイムで、レースで3位、全体のタイムでも3位に入り、決勝進出を果たした。7位には、3人が同タイムで並び、再レースで決勝進出者を決める、スイムオフが実行されるなど、レベルの高い200m平を勝ち抜いた北島は、電光掲示板で順位を確認すると思わず「危ねえ!」と叫んだ。 午前中の予選では、全体の7位に終わっていた北島は、スタートから大きなストロークで、横のレーンを泳ぐ、小関也朱篤をピッタリとマーク。150mのターンでも僅差、ラスト50mで、渡辺一平が抜け出したが, 粘って3位に食い込んだ。 レース後のインタビューでは、息が荒れ、しばらく言葉で出ず、第一声が「レベル高けえ、マジで」。久しぶりの北島節。明日の決勝に向けては「悔いなくレースをすることです。もう後がないですから。レベルが高い中で、いいレースをしたいです」と、決意を口にした。 100m平の決勝では2位に入りながら派遣標準記録を破れず、この種目での五輪出場権を逃していた。200m平決勝が5大会連続となる五輪出場権を得る最後のチャンス。2位以上、2分9秒54の派遣標準記録をクリアすることが条件となる。