織田裕二が絶賛の“世界の超人”は「久々に出てきた天才」男子110mHの“泉谷駿介推し”も明かす【東京2025世界陸上】
織田:フード被ります? 北口:いや、私は(笑)あまり周りが気になっていないので元からフードしても変わらないかな。 織田:北口さんはそうだよね。田中さんは、注目選手どうですか? 田中希実選手:私は、女子400mハードルのシドニー選手とボル選手の対決が毎回気になっちゃいます。 田中が挙げたのは、女子400mハードルのシドニー・マクロ―フリン(25、アメリカ)とフェムケ・ボル(24、オランダ)の2人。マクロ―フリンは世界記録保持者の絶対女王。そんな女王が欠場した2023年の世界陸上で圧勝し世界一に輝いたのがボルだった。記録でも世界歴代2位につけ、マクロ―フリンの背中を追う。 田中:マクロ―フリン選手は試合にあまり出ずセーブしていて、その間にボル選手がメキメキと力を付けてきた。そんな中、パリオリンピック™ではマクロ―フリン選手が世界記録を出して圧勝で。ボル選手のこれまでの過程を見てきた上での結果だったので、どちらの選手もその選手ならではの強さがあって、魅力的です。 織田:僕はマクロ―フリンは久々に出てきた天才だと思っていて、そんな中でもボルがあそこまで頑張っているのがすごく嬉しくて。本当いいライバルですよね。そういうライバルっていますか? 田中:そうですね、競技の上ではハッサン選手(31、オランダ)もそうですけど、キピエゴン選手(30、ケニア)ですかね。私と同じ小柄な選手というところでハッサン選手よりもキピエゴン選手かな。 ※フェイス・キピエゴン・・・1500mの世界記録保持者、世界陸上ブダペスト大会で2冠 ※シファン・ハッサン・・・パリ五輪5000m&10000m&マラソンの異例の3種目に出場。全種目でメダル獲得し、最終種目のマラソンでは金メダルに輝いた 織田:ハッサンは身長大きいもんね(身長170センチ)。 田中:はい。だからキピエゴン選手は、体型も近い中であんな走りができるのは私にとって希望になりますし、彼女がいい走りをする度にいい影響を受けます。