元体操のお兄さん・小林よしひさに聞く子育て「朝、出産に立ち会ってから『おかいつ』の収録に行きました」
――ママは助かったでしょうね。 日中は妻がすべてを1人でやることになるので、夜は少しでも体を休ませてほしいと思っていました。あと、結婚を考える前からずっと子どもが欲しかったので、私にとっては本当に待望の子だったんです。どんどん成長していく娘の姿を見逃したくないから、できる限り関わりたいという思いもありました。 ――寝不足が続いてイライラするようなことはなかったですか? それはありました。なかなか寝ない子で、抱っこで寝かしつけても、おろそうとすると起きちゃうっていう繰り返しで。でもこれも数カ月間のことだから、ずっと抱っこしてようと。この時間を有効に使おうと、抱っこしながらスクワットをしていました(笑)。寝られないのは娘がいるからだけど、がんばれるのも娘がいるからだという思考になっていました。 ■離乳食づくりのために「幼児食インストラクター」の資格を取得 ――お子さんが生まれる前に「幼児食インストラクター」と「食育アドバイザー」の資格を取られたそうですね。 子どもが生まれてからのことをいろいろ考えているときに、そういえば離乳食ってどんなものなんだろうと思って、調べたんです。10倍がゆから始まって、段階をふんでいくものだということがわかって、けっこう大変な知識が必要だなと思いました。どうせ覚えるなら、資格も取ろうと。人にアドバイスできるようになるために取ったというよりは、その知識を家庭で役立てられるといいなくらいの感じです。 ――もともと食に関して興味があったのですか? 母が料理上手で、ものごころがついたときから台所に一緒に立って、手伝いをしていました。小学生になったころには、母が職場から帰る前に電話をかけてきて「お米を研いで、タマネギのみじん切りをしておいてください」と指令がくるんです。母が帰ってきて、僕が切った野菜をカレーとか料理に変えていくのを見るのが楽しくて。当たり前のように料理をしてきたせいか、嫌いなものがないんですよね。料理の手伝いは食育になっていたという実感もあったので、「食育アドバイザー」の資格も取りました。