クリスマスケーキのラインナップが多様化…ホールもおひとり様サイズも
「値上げラッシュ」もケーキの値上げは抑制的
もうすぐクリスマス。この時期よく見かけるのが、「クリスマスケーキ予約受付中」と書かれたお店の看板やポスターです。洋菓子店をはじめ、コンビニエンスストアやスーパー、百貨店、ホテルなどでは今冬も、趣向を凝らしたクリスマスケーキを発売中。オススメをピックアップしてみました。 クリスマスケーキの由来については諸説ありますが、日本では明治時代に外国人向けに販売されるようになったのが始まりだそう。その後、一般家庭にも定着したと言われています。毎年この季節になると、サンタクロースをかたどった砂糖菓子がのったイチゴのショートケーキや、木の切り株を模したフランスのクリスマスケーキ「ブッシュ・ド・ノエル」など、さまざまな種類のケーキが店頭を彩ります。 民間調査会社の帝国データバンク(東京)が今冬、全国の大手コンビニや百貨店、スーパー、著名な洋菓子店など計100社で販売されるクリスマスケーキ(ホール型5号、4~6人向けサイズ)の価格を調べたところ、平均価格は昨年同期比149円(3.4%)増の4561円でした。原材料のイチゴやチョコレートなどが値上がりする中、製菓業界の工夫や努力がうかがえます。
今年のクリスマスケーキの傾向は?
今年のクリスマスシーズンを彩るケーキをご紹介します。 ▽アマン東京の「ブッシュ ド ノエル」 アマン東京(東京都千代田区)が提供する「ブッシュ ド ノエル」は、有機小麦「きたほなみ」と有精卵「さがみっこ」で焼いたスポンジの上に、黒糖やバニラを合わせたバタークリームと、イチゴのコンフィチュールを合わせてロールケーキにしました。木の幹に見立てるため、ローストして砕いたクルミを飾り付け、トップには色鮮やかなイチゴがたっぷりとのせられています。12cmは7344円、15cmは9180円(すべて税込み)。 事前予約限定商品として販売されるのは「モンテ ビアンコ」。細かく刻んだフランス産の黒トリュフが入ったメレンゲが特徴のケーキで、ヨーロッパの“白い山”をイメージしたそうです。受取日の5日前までに要予約。17cm 12960円(税込み)。