年末年始は大雪と寒さに注意 交通機関に影響の可能性も 太平洋側は乾燥続く
きょう(水)は冬型の気圧配置が緩み、日本海側の雪や雨の地点はだいぶ少なくなっている。午後は北日本も気温が上がるが、積雪が多い地域はなだれや落雪に注意が必要だ。なお、天気の変化が早く、日本海側は今夜以降は再び、雪や雨の降り出す所がある見通し。
金~土 大雪・寒さに注意
日本海側は今夜遅くから、北日本を中心に雪や雨が降り出す見込み。あす(木)は北陸でも天気が崩れ、雷や強風を伴うなど、次第に荒れた様相に変わりそうだ。あす(木)はまだ気温が高く、北陸や北日本の沿岸部は雨の所が多いものの、寒気が南下する27日(金)にかけては雪に変わる地域が多い見通し。
28日(土)は強い寒気の影響で、西日本の太平洋側にも雪雲が流れ込みそうだ。北陸および周辺の山沿いは、27日(金)~29日(日)の間に、積雪が一気に増えるおそれがある。年末で人の移動が多いタイミングと重なるため、雪道の歩行、車の立ち往生、鉄道への影響、なだれや落雪などに十分な注意が必要だ。一方、太平洋側は乾燥した晴天が続くため、火の元に注意が必要となる。
2日~3日 再び大雪のおそれ
30日(月)は、東・西日本でいったん寒さが和らぐ見通し。ただし、31日(大晦日)は再び寒気が南下するため、全国的に風が強い中での年越しとなりそうだ。元日は太平洋側ほど晴れるが、日本海側は山沿いを中心に雪が降る見込み。2日(木)~3日(金)は再び寒気が南下するため、日本海側を中心に冬の嵐となり、交通機関に影響が出るおそれがある。今後も、最新の気象情報に注意が必要だ。 (気象予報士・高橋和也)