3連休の山の天気 東北・北陸は大雨のおそれ 活発化する秋雨前線の動向に注意
22日(日) 日中は荒天が続き夜から気温低下
台風14号から変わった温帯低気圧が東北地方や北陸を通過する見通しです。さらに秋雨前線が本州や四国、九州を通過して非常に広い範囲で雨が降るでしょう。 秋雨前線の北側にはおおむね平年並みか、平年より冷たい空気が流れこむため、前線が通過した地域から急激に気温が下がる見通しです。北日本と東日本の高山では10℃以下まで気温が下がるところが多く、北アルプスの3000m以上のエリアでは場合によってはみぞれとなる可能性があります。全般に風も強く、低体温症になりやすい気象条件がそろっています。体を冷やさないように十分気を付けてください。 また、北海道でも太平洋側を中心に雨雲がかかる可能性が高まっており、大雪山では晴れ後雪を予想しています。
23日(月) 一部で天気回復するがすっかり秋に
秋雨前線が本州の南まで下がり、天気が回復に向かう山が多いでしょう。ただし東北地方から北陸にかけては上空の気圧の谷の影響でやや雲が残りやすく、一部で雨が降る予想です。晴れる山岳でも空気が入れ替わっており、すでに夏の暑さはありません。秋用の防寒着を用意してください。 真夏に比べると日の出は遅く、日没が早くなっています。行動できる時間が短くなっているため、無理のない行程を心掛けましょう。
日本気象協会 本社 宮田 雄一朗