「死ぬときに口座にお金が残っているのは不幸である」お金の「使い方」に注目した一冊がロングセラー[ビジネス書ベストセラー]
5月21日トーハンの週間ベストセラーが発表され、ビジネス書第1位は『頭のいい人が話す前に考えていること』が獲得した。 第2位は『頭のいい人だけが解ける論理的思考問題』。第3位は『イラストと図解で丸わかり! 世界一やさしい新NISAの始め方』となった。 【画像を見る】『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』は日本テレビ系「カズレーザーと学ぶ。」でも紹介され話題に 4位以下で注目は7位にランクインした『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』。アメリカのヘッジファンドマネージャー、ビル・パーキンス氏が書いた「お金の使い方」に関する書籍。「お金の貯め方」に注目するのではなく、本当に有意義なお金の使い方を紹介し世界的ベストセラーとなっている。日本でも2020年に刊行されロングセラーとなっている。今年に入っても新NISA制度開始による投資ブームのなか再び注目を集め、トーハンの週間ベストセラーでは4月以降常にビジネス書ランキングにランクインが続いており、現在発行部数は34万部を突破している。 同書は「死ぬときに口座に残っているお金は、その分タダ働きしたのと同じ」と訴え、必要な貯蓄い以外のお金を使い様々な「経験」をしたほうが人生が豊かになると説く。作家の橘玲さんはこうした考えが日本で受け入れられた理由について《「ゼロで死ね」という主張は欧米の文化では異質なものかもしれないが、「諸行無常」や「すべては空である」という仏教の教えが社会に根づいた日本人には慣れ親しんだもので、だからこそ広く受け入れられたのだろう。》と分析している。
1位『頭のいい人が話す前に考えていること』安達裕哉[著](ダイヤモンド社) どれだけ考えても、伝わらなければ意味がない。でも、話し方のスキルだけでは、人の心は動かせない。コンサルで叩き込まれたのは、人の心を動かす、思考の「質」の高め方でした。本書は「頭のいい人」が何をどう考えているかを明確にし、誰でも思考の質を高め、「頭のいい人」になれる方法を伝授します。(ダイヤモンド社ウェブサイトより)