「麻雀」に”スゴい異変”、じつは「小学校教育」「ビジネス」「介護」で”めちゃ活用”されている「意外すぎるワケ」…!
2025年には日本のリーチ麻雀の「世界大会」も!
麻雀のイメージがここまで変わってきたもっとも大きな背景にあるのが、ギャンブルとは一切の縁を切った麻雀プロリーグ「Mリーグ」設立の影響であることは疑いようがない。 2018年、サイバーエージェントの藤田晋社長がチェアマンとして立ち上げた、競技麻雀プロ団体の垣根を超えた麻雀プロリーグ戦「Mリーグ」。 主要競技麻雀プロ団体5団体よりドラフトで選ばれたトッププレイヤーたちが、各企業とプロ契約を締結し、4人一組(男女混成)のチームを結成。それぞれのユニフォームを身にまとい、年間130半荘以上のゲームを戦い、覇権を争う形だ。 創設時は7チームだったが、2024年現在は9チームにまで増加。麻雀ファンの間ですっかり人気コンテンツとして定着している。しかも2024_25シーズンより、中国での配信もスタートしているというのだから驚きだ。 長く麻雀プロであり、Mリーグで公式審判を務める張敏賢氏は、中国でのMリーグ配信に関して以下のように語る。 「中国の麻雀人口は5億人とも言われていますが、日式麻雀(中国での呼称。世界的には「リーチ麻雀」)はゲームやアニメの影響で、若い世代で普及しつつあります。日本でも麻雀を打つ人は多い中、リアル・ゲーム・プロ団体の違いなど、環境次第で麻雀のルールや文化に統一感がなかった状況が、Mリーグで変わりましたよね。『初めまして』の人たちでも『Mリーグルールで』という共通言語ができています。中国でも今後Mリーグ放送を機に、Mリーグルールの「リーチ麻雀」が普及していく可能性はけっこうあると思います」 中国から伝わり、日本で独自の成長を遂げた「リーチ麻雀」が、アニメやゲームを介して中国に逆輸入され若者の心をとらえつつあるという。 そんな状況を象徴するかのように、冒頭の「全国高等学校麻雀選手権大会」と同じ2025年7月、東京にてリーチ麻雀の世界大会「WRC TOKYO2025」が開催される。 2014年のパリ大会、2017年のラスベガス大会、2022年のウィーン大会を経て、徐々に世界中にリーチ麻雀のファンが増え、2025年にいよいよリーチ麻雀の発祥の地である日本の首都・東京にて、初めて世界大会が開催されるのだ。 日本からはMリーガーをはじめとするトッププロたちが参戦し、世界の強者たちと激突。さらに今大会からは「国別チーム対抗戦」も導入されることもあり、必然的にファンたちの応援にも力が入る。麻雀ブームは今後さらに、日本のみならず世界的にも加速していくだろう。