「麻雀」に”スゴい異変”、じつは「小学校教育」「ビジネス」「介護」で”めちゃ活用”されている「意外すぎるワケ」…!
麻雀の「ルール統一問題」
このように麻雀が「競技」として広がっていくと、困ることが一つある。それは前述した「ルールの統一」問題である。麻雀のルールは大手プロ団体でもそれぞれ少しずつ違うし、地域によっても独特のルールが存在する。そこで現在、多くの現場で「競技麻雀ルール」として採用され始めてきているのが「Mリーグ公式ルール」だ。 その「Mリーグ公式ルール」に完全準拠する形で麻雀を覚えられる「麻雀入門書」として、『Mリーグルールですぐできる麻雀入門』『Mリーグルールですぐわかる麻雀点数計算』(ともにART NEXT刊)なども発売されている。 同書の監修を務めたのは、既出のMリーグ公式審判、張敏賢氏。巷に溢れる麻雀入門書との違いは、どこまでも「Mリーグルール」に特化していること。『Mリーグルールですぐできる麻雀入門』では、アガリ役も「Mリーグでの(その手役の)出現率」に合わせて丁寧に解説してあるので、普段から頻出する重要なアガリ役から覚えることができる。 また、ある程度はルールを覚えたかな……くらいの初心者が最初にぶつかる壁である「点数計算」をマスターしたい人にお勧めなのが『Mリーグルールですぐわかる麻雀点数計算』。覚え方のコツに加えて、全108問の練習問題を繰り返し解けば、麻雀の点数計算で困ってしまうことはほぼ完全になくなる、という内容だ。「Mリーグを観て麻雀に興味を持ったので、覚えてみたい」という人。「ネット麻雀などでなんとなくルールは把握したから、そろそろリアルで打ってみたい」という人。「点数計算を完璧にマスターして、早く初心者から抜け出したい」という人にとっては、うってつけだろう。 このお正月、久しぶりに実家に帰り、家族や友人と麻雀をやるもよし。今から子どもと一緒に麻雀を覚えて、コミュニケーションを深めるもよし。これからは「Mリーグルール」で麻雀を覚えたい、という人が増えそうだ。あなたもこの年末年始、大昔に覚えた“自己流麻雀ルール”を改めてチェックしてみてはいかがだろう?
奥津 圭介(編集者/ライター)