「争奪戦必至のレクサス」トヨタ GRヤリスのパワーユニットを移植!ハイパフォーマンスモデル“LBX MORIZO RR”が登場
レクサスは7月18日、東京オートサロンに出展されて話題となっていた「LBX MORIZO(モリゾウ)RR」の国内仕様を発表し、注文受付を開始した。人気モデル「LBX」のスペシャルバージョンの登場だけに、またまた争奪戦が起きるのは間違いないだろう。 ⇒【写真】争奪戦必至「LBX MORIZO RR」「LBX MORIZO RR“Bespoke Build”」の詳しい画像を見る(全12枚) また、この発売を記念して限定車「Bespoke Build(ビスポーク ビルド)」を設定し、100台が抽選販売されることも明らかになった。「LBX MORIZO RR」「LBX MORIZO RR“Bespoke Build”」の発売は8月下旬ごろの予定となっている。
新しいプレミアムコンパクトSUV像を提案して注目を集める「LBX」
2023年11月にデビューした「レクサス LBX」は、トヨタ ヤリスクロスで実績のあるTNGAプラットフォーム「GA-B」を採用したクロスオーバーSUVで、レクサスのラインナップの中で最小となる。車名の「LBX」は「Lexus Breakthrough X-over(レクサス ブレークスルー クロスオーバー」を意味しており、新しいプレミアムコンパクトSUVを提案して大きな注目を集めた。 デザインは「プレミアム カジュアル」をコンセプトに、ボディの大きさにとらわれない存在感と上質さを表現。ドライバーの着座位置を下げ、レクサス車に共通する運転環境コンセプト「Tazune Concept」を踏襲したことも話題となった。毎日使いたくなるプレミアムクロスオーバーカーを目指して開発された「LBX」に、発表後すぐに注文が殺到したことは記憶に新しい。 また、内装の表皮、シート素材、ステッチ、刺繍パターンなどを好みに合わせて選べるオーダーメイドシステム「ビスポーク ビルド」を採用した点も新しかった。
「MORIZO RR」は鍛え上げられたハイパフォーマンスモデル
今回登場した「LBX MORIZO RR」は、モリゾウことマスタードライバーであるトヨタの豊田章男会長やレーシングドライバーの佐々木雅弘選手らが中心となって走り込み、基本性能が徹底的に鍛え上げられたハイパフォーマンスモデル。 GRヤリスと共通する1.6L直列3気筒ターボユニット(G16E-GTS)を搭載し、そのパワーを活かしきるために専用プラットフォームを開発したほか、様々な路面状況で高いコントロール性を実現するためフロントロアアームには世界初となるレスポンス向上減衰構造REDS(Response-Enhancing Damping Structure)を採用した。 車両性能を最大限に引き出すため、Direct Shift 8ATの設定やレクサス初となる6速iMT(インテリジェントマニュアルトランスミッション)の採用に加え、駆動方式は電子制御フルタイム4WDとし、モードを切り替えることでシーンに応じて前後のトルク配分を最適化。さらにレクサスならではの静粛性を実現すべく、スポーティな走りの中にも音や振動の発生源を抑制する源流対策を徹底的に追求した。 エクステリアはホイールアーチモールを拡大し、空力・冷却性能を追求した専用のフロントバンパーとグリルを装着。19インチの鍛造ホイールやレッドキャリパー、大口径のデュアルマフラーバッフルを採用して、外観は精悍に仕上げられる。 一方、インテリアには表皮一体発泡構造によってホールド感を高めた専用フロントシートを装備。手のひらのフィット感と質感にこだわったステアリングホイールやセレクターレバー、踏面の形状や角度を最適化したアクセル&ブレーキペダルも採用されている。 ボディーカラーは「ソニッククロム」「レッドスピネル」「ヒートブルーコントラストレイヤリング」「グラファイトブラックガラスフレーク」「ホワイトノーヴァガラスフレーク」の全5色をラインナップ。いずれもピラーとルーフはブラックとなる。
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