使いにくい収納棚はあえて「使わない」。扉を外したらお気に入りの場所になった
皆さんのご自宅に「使いにくい収納スペース」はありませんか? 例えば、身長の低い人は高い棚に手が届きにくく、使い勝手の悪さを感じているかもしれません。ここでは、ESSEフレンズエディターでライフオーガナイザーの資格をもつ名倉永利子さんが、洗濯機上の収納棚に「なにもしまわない」選択をして大成功したDIY例を紹介します。
高い位置にある収納棚を使いこなせずモヤモヤ…
洗濯機上にある備えつけの収納棚。以前はこの場所に、洗濯用洗剤やサニタリー用品などを収納していました。しかし、身長約150cmと小柄な私にとっては、背伸びをしてやっと手が届く位置。収納したものが取り出しにくく、毎日のストレスになっていました。 棚の奥行きが狭いことで収納できるものも限られ、せっかくのスペースが使いこなせていないことにもったいなさを感じていました。
ネジを外すだけ!飾り棚へと簡単リメイク
そこで、簡単なDIYを行うことにしました。DIYといっても、収納棚の扉を外しただけです。それでも、扉がないだけでお部屋に開放感が生まれました。 リメイク後の棚には小さなグリーンや小物を飾ったことで、愛着がもてるお気に入りの空間となりました。狭い洗面所なので、飾るアイテムは必要最小限に厳選しています。
全体を見直せば、代わりの収納スペースも確保できる
収納スペースを減らしたことで、「以前しまっていたものはどこへ?」という疑問が浮かぶことでしょう。私の場合は、洗面所横の収納スペースに移動させました。 収納不足になりがちな洗面所ですが、周りの収納を見直したり、適した収納スペースを設け直したりすることで、十分に対応できました。 「収納場所にはものを入れないといけない」という思い込みを外し、なにもしまわなくてもOKにする。実践する前は勇気がいりましたが、やってみると想像以上に快適な空間となり、気持ちもすっきりとしました。
名倉永利子