【MEGUMIさん×医師・道下将太郎先生〈対談〉】本当に必要なのは“アンチ”ではなく「ウェルエイジング」に歳を重ねること |STORY
忙しい40代女性は、食事・運動・睡眠の何を最優先にするべき?
MEGUMI 先生、最後に1つ質問しても良いですか? ゆらぎ世代に欠かせない食・運動・休息と、ためになるお話を聞いてきましたが、STORY読者のようにまだまだ子育て真っ盛りの40代女性には、深夜1時2時に寝て、朝5時6時には起きてお弁当や朝食を作る…みたいな忙しい生活をしている方も多いと思います。そういう場合、限られた時間でできることを取捨選択するとなったら、「食事」に集中するだけでも十分でしょうか? 道下 残念ですが、それだけでは不十分です(笑)。やっぱり食事、運動、睡眠の3つのバランスは大事です。たとえば、忙しい生活の中でも食事のバランスに気を配り、一日三食を取ることが重要です。また、運動が難しい場合でも、歩数を増やすだけで十分な効果があります。目標は一日8,000歩ですが、携帯電話の万歩計を見て歩数への意識を持つだけでも、気付くと一日3,000歩くらいは増やすことができるはずです。 MEGUMI 意識、ですね。 道下 睡眠については、どうしても5時間しか眠れないのであれば、その5時間の質を高めてパーフェクトな睡眠にすることが大切です。例えば、寝る直前まで携帯電話を触るのをやめることで、睡眠の質は大幅に向上します。スタンフォード大学では、ベッドは「睡眠専用の神聖な空間」であるべきだとされているんです。 MEGUMI 携帯電話は触りませんが、寝る前にベッドで本はよく読みます。 道下 ベッドでは、本を読むことも避けるべきです。 MEGUMI 本もダメなんですね!わかりました…。 道下 ちなみに携帯電話は触らないだけでなく、ベッドから離れた場所に置くことをおすすめします。ベッドは睡眠だけに使う場所、という習慣を作れば、ベッドに入ると自然とすぐに寝付けるようになりますよ。忙しいSTORY読者のみなさんに、これらのアドバイスが少しでも役立てばと思います。ゆらぎ世代は健康的な体を作るために、食事、運動、睡眠のバランスを整えることが大事です。 MEGUMI 大変勉強になりました。ありがとうございました! ■MEGUMIさんProfile 1981年生まれ。岡山県出身の俳優・タレント。2001年に芸能界デビューし、映画、ドラマ、バラエティ番組などで多岐にわたり活躍。2020年には映画『台風家族』や『ひとよ』での演技が評価され、第62回ブルーリボン賞・助演女優賞を受賞。また、金沢でカフェ「たもん」の経営にも携わり、映像作品のプロデュースやボランティア活動にも力を注いでいます。 美容と健康にも強い関心を持ち、昨年出版された著書『キレイはこれでつくれます』は、35万部を超えるベストセラーとなり、単行本実用部門の年間ベストセラー1位を獲得。「ゆらぎ世代」を代表する存在として、美容や健康法を自ら実践し、そのライフスタイルが広く注目されています。 ■道下将太郎先生Profile 脳神経外科医 / AFRODE CLINIC(アフロ―ドクリニック)代表。2015年、東京慈恵会医科大学を卒業し、同大学病院で勤務。2020年、株式会社Re.habilitationを創業。2022年にはAFRODE CLINICを監修。AFRODEは「死から生を見つめる」という人生観を表現し、本人が納得して死を迎えるための機会創出を目指す。クリニックでは、経営者や著名人など日常生活で高負荷を抱える人々に、薬に頼らない効率的な回復・予防医療を提供しています。また、科学的根拠に基づいて安全・安心の製品を提供するブランド、SECRET RECIPE(シークレットレシピ)をプロデュースし、添加物不使用の食品やサプリメントなどを開発しています。 MEGUMIさん衣装:ワンピース¥36,300(ル フィル/ル フィル ニュウマン 新宿店)リング¥41,800、ピアス¥44,000(共にリューク) 撮影/浜村 菜月 ヘア・メーク/KIKKU スタイリスト/宮澤 敬子 取材・文/日野 珠希