2024年、モータースポーツで最も印象的だったのは15年ぶりのアレ!|読者が選ぶベストモーメント2024
motorsport.comでは毎年、年末に読者投票企画を実施。今回は二輪・四輪に関わらず、2024年のモータースポーツシーンの印象的な瞬間から、特に得票数の多かったシーンをランキング方式で紹介していく。 【動画】日本のライジング・スター! Moto2王者に輝いた小椋藍、チャンピオンパフォーマンスは『将棋』!
■5位 ルクレールのモンツァ優勝
フェラーリの地元、イタリアのモンツァ・サーキットでシャルル・ルクレールが見せた逃げ切り勝利が、ベストモーメント5位となった。 熱狂的なフェラーリファン(ティフォシ)の集うモンツァ。レースはルクレールが4番手からスタートすると、1周目から2番手に上がっていった。 好調マクラーレンのオスカー・ピアストリを相手について行くことのできないルクレールだったが、彼はライバルが2ストップ戦略を採る中、1ストップで走り切ることに賭けた。 レース終盤はマクラーレンが猛烈に追い上げ、チームメイトのカルロス・サインツJr.は彼らに攻略されてしまった。しかし、ルクレールは最後まで捕まることはなく、ティフォシの眼前で劇的な逃げ切り勝利を達成した。
■4位 ハミルトン、久々F1優勝in母国
7度のF1チャンピオン、ルイス・ハミルトンであっても久々のF1勝利は特別だ。 2024年のF1イギリスGPは、この3年近く勝利から遠ざかっていたハミルトンがまだ勝てる力を持っていることを知らしめるレースとなった。母国戦を2番グリッドからスタートしたハミルトンは、雨にも見舞われたレースで終始強さを発揮。終盤はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の猛追を振り切って、2021年サウジアラビアGP以来となる通算104勝目を収めた。 ハミルトンはこの久々の勝利に人目も憚らず涙。たとえ3桁の勝利を収めていても、グランプリで勝利することは特別なことなのだと、多くのファンに改めて感じさせたに違いない。
■3位 牧野VS太田/スーパーフォーミュラ第5戦もてぎ
国内カテゴリーからベストモーメントトップ5入りしたのが、スーパーフォーミュラ第5戦もてぎでの牧野任祐、太田格之進によるDOCOMO TEAM DANDELION RACINGチームメイト対決だった。 早めのピットストップでレースをリードした太田に対して、遅めのピットストップでタイヤライフに余裕を持って持って追い上げていた牧野。2台は残り3周からサイドバイサイドの争いを繰り広げ、ギリギリのバトルを展開した。 そして残り2周、レースは太田のスピンという形で決着。太田は優勝を逃したものの「お互いのことを信頼しているからこそできるバトルでした」と振り返った。