正しいフェースターンには左の中指、薬指、小指が重要!【フェースターンの真実・後編】
フェースターンは重要なテーマであるにも関わらず、あいまいなままプレーしているアマチュアは多い。2024年12月17日号の「週刊ゴルフダイジェスト」で、吉田一尊プロは「フェースターンではなくフェースの管理が重要」と語っている。昨日に引き続き、フェースターンの真実を「みんゴル」でも共有しよう。 手を返すフェースターンではスライスしか出ない!? 【フェースターンの真実・前編】
解説:吉田一尊プロ 1977年生まれ、大阪府出身。“飛距離アップ請負人”の異名を持つプロでYouTubeのレッスン動画も人気。 2023年、全国展開するインドアゴルフスクール「ステップゴルフ」のエグゼクティブコーチに就任。コーチのコーチとして約200名のスタッフを指導している。
左指の3本が鍵
フェースをターンさせる(開閉)のではなく、フェースを管理する。その意識が大切だという吉田プロ。ドライバーは一番フェースが開きやすい構造でもある。だからこそ、フェースをスクエアに保つ技術が必要不可欠となる。 吉田プロによると、「フェースの開閉を極力減らすのが今のスウィングの特徴なのですが、アマチュアの場合、フェースを開かせない、あるいはフェースを閉じて使うくらいの意識のほうがいい。なぜかというとアマチュアのミスのほとんどは、フェースが開いていることが原因だからです。では、フェースを閉じるには、どうすればいいか? その答えが左指3本(中指・薬指・小指)の握り込みなんです。左手をキュッと握ると手首は手のひら側に折れます(掌屈)。するとグリップが回り、フェースが閉じるんです。さらに即効性があるのが、アドレスのときにフェースが閉じた状態を作ってしまうことです。そうすれば、フェースの開きはかなり抑えられます。また右手の使い方も大きなポイント。プロや上級者は左手リードができていますが、アマチュアはどうしても利き手となる右手に頼りがちです。右手に力が入ると右手首は掌屈します。するとフェースは開きます。右手は左手より強いですから、左手で閉じようとしても右手で開く動きが勝ってしまうのです。だからこそ、右手は使わない。そのくらいの意識が必要でしょう」 吉田プロの3ステップで飛んで曲がらないフェース管理のコツをマスターしよう。