<歴史に挑戦・24センバツ明豊>登録メンバー20人の横顔紹介/4 /大分
◇力強い打撃持ち味 的場航輝内野手(2年) 身長180センチ、体重87キロのがっちりした体格を生かした力強い打撃が持ち味。昨秋の九州地区大会準決勝では本塁打を放ち、決勝進出に貢献した。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち だが、冬は打撃の調子が上がらず「もどかしく悔しかった」という。「後悔なく強いスイングをする」と決めて出場した3月初旬の練習試合で、二塁打を含む複数安打を放ち、背番号を死守した。 「自分の存在意義は長打」と、センバツでも強いこだわりを持って打席に入る。 ◇終盤に頼れる堅守 山口孝士郎内野手(2年) 堅守が売りで、試合終盤の守備固めで交代出場することが多い。 昨秋の九州地区大会1回戦は1点リードの九回裏に二塁手で出場。二遊間にバウンドして飛んできた打球を着実に捕球した。 大事な試合のお守りは、入学時に寮で同部屋だった3年生からもらった水色のタオル。地区大会でもベンチに持ち込んだ。 その先輩は2022年夏の甲子園で活躍した。自身もセンバツで「安定感ある守備を見せたい」。 ◇大きな声で仲間鼓舞 末吉冴太朗内野手(2年) 「ナイスボール!」「さあ行こうぜ!」 グラウンドのどこからでも、大きな掛け声で仲間を鼓舞するチームのムードメーカー。大阪府八尾市出身で「人を笑わせるのが大好き」という。 身長183センチ、体重90キロの体格を生かした打撃は力強い。昨秋以降、がに股でどっしり構えるフォームに変更したことで打球に力を伝えやすくなり、飛距離が伸びたという。 「右中間に強いライナーを打つイメージで試合に臨みたい」 ◇野手唯一の1年生 林亮佑内野手(1年) 厳しいメンバー争いを勝ち抜き、野手では唯一の1年生として背番号を付ける。 高校入学後は「自分で考えること」を実践してきた。野球部は一学年約30人おり、直接指導を受けられる時間は少ない。ミスをしてもその理由を自分なりに分析し、高い意識で練習に臨むことで、着実に力を付けてきた。 中学生時代から青と白の明豊のユニホームに憧れた。甲子園を前に「緊張と楽しみが半分ずつ。できる限りの経験を積みたい」。