チョン・ヘインを語る上で外せない出演作7選 力強さとキュートさの振り幅に沼落ち必至
かわいいとカッコいいが共存するこの方は一体......と、初めて彼を見た瞬間激しく動揺し、とりあえず一通り彼の出演作を探して、視聴の旅に出られた方もいるのではないだろうか。安定した演技に加え、爽やかさの中にある力強さと振れ幅の大きさに心臓が持たなくなってしまう俳優といえば、チョン・ヘイン。本記事では、そんな魅力溢れる彼の出演作を少し紹介していきたい。 【写真】『となりのMr.パーフェクト』チョン・ヘイン演じる幼なじみ(全5枚)
『となりのMr.パーフェクト』
最近Netflixで配信が始まった新作ドラマ『となりのMr.パーフェクト』。お互いの黒歴史を知り合う幼なじみが、時を経て再会し、疲れた心を互いに癒していく姿を描く。『海街チャチャチャ』の監督と脚本家が再タッグを組んだ一作で、チョン・ヘインとチョン・ソミン演じる2人の幼なじみの恋がどう発展していくかも目が離せない。 誰もが認めるパーフェクトな男性チェ・スンヒョを演じるのが、チョン・ヘインだ。ぺ・ソンニュ(チョン・ソミン)とは実家が隣同士で、幼少期から多くの時間を共にしてきた。顔を合わせればケンカが始まり、1分間に何回「ピー音」を聞くのだろうかというくらい荒ぶるシーンもあるが、心の味方であり、辛い時こそ本音で話せる関係だ。劇中では、全く違和感のない制服姿から、大人の色気が溢れ出るスーツ姿まで幅広い姿を見せてくれるチョン・ヘイン。前髪の上げ下げで雰囲気がガラリと変わるのも凄い。ソンニュに隠してきた長年の恋心が抑えきれず、顔に出てしまう瞬間の演技と表情が秀逸で、とにかくキュンキュンしてしまう。そして、優しさを持ちながらも、少しツンツンしていて、思ったことをストレートに言うようなキャラクターを演じるチョン・ヘインが新鮮で、今後の展開が気になって仕方ない。
『D.P. -脱走兵追跡官-』
『D.P. -脱走兵追跡官-』は、事情を抱えた脱走兵と、彼らを追う追跡官を描く物語。ただ追跡する姿を描くというよりも、過酷な状況の中で鉄格子を超える選択をした脱走兵たちの意図を映し出していくような一作。シーズン1とシーズン2があるが(各シリーズ6話)、劇中ではシーズン2の第1話を第7話と表現していて、まるで一本の長編映画を見ているような気持ちになる。重たく強烈なメッセージ性もあり、“何もしなければ何も変わらない”ということを視聴者に投げかけていく。 「俺の靴下の色は?」という突然の質問に的確に回答したことで、鋭い観察力と洞察力をパク・ボムグ(キム・ソンギュン)に見抜かれ、D.P.に誘われた当時二等兵のアン・ジュノをチョン・ヘインが演じる。同作のインタビューで、「ジュノは温和だけど融通の効く男ではない」と彼自身が語るように(※1)、物静かで温和ではあるが、強い芯を持つキャラクターであることが全話を通してひしひしと伝わってくる。アクションシーンでは身体能力の高さを改めて感じ、言葉にならない感情が爆発し涙を流す場面では観ている側も心が壊れてしまいそうなほど彼の演技に感情移入し、引き込まれていく。また、ク・ギョファンと作り出す2人のケミストリーも唯一無二で、最後まで見逃せない。