なにわ男子・長尾謙杜、劇場版映画に初主演「すごくすてきなお話」 25年4・4公開『おいしくて泣くとき』
人気グループ、なにわ男子の長尾謙杜(けんと、22)が2025年4月4日公開の「おいしくて泣くとき」(横尾初喜監督)で劇場版映画に初主演することが21日、分かった。孤独を抱えた同級生同士の恋や突然の別れなどを描く感動作。ヒロイン役は昨年の「どうする家康」でともにNHK大河ドラマに初出演した女優、當真あみ(18)に決まった。 ファッション誌「ViVi」の「2023年上半期国宝級イケメンランキング」でNEXT部門の1位に輝いた長尾が、深い愛情や喪失感などを涙の演技で体現する。 映画は、作家、森沢明夫氏の同名小説が原作。幼少期に母親を亡くした心也(長尾)と、家に居場所がない夕花(當真)は同級生で心の距離を縮めるも、夕花はある事件をきっかけに姿を消してしまう。行き場のない思いを抱えたまま再会を待ち続ける心也は30年後、夕花の秘密を知る。 長尾は昨年の「どうする家康」でNHK大河ドラマに初出演し、20年1月17日公開の映画「室町無頼」(入江悠監督)に出演するなど俳優業でも活躍中。2022年の配信映画「HOMESTAY(ホームステイ)」で主演を務めたが、劇場用映画は今回が初主演となる。 原作は貧困家庭の子供に食事を無料で提供する食堂が舞台。長尾は「(作品名の)『おいしくて泣くとき』ってどんな時だろう、よっぽどおいしいのかなと考えましたが、台本を読んでみたらすごくすてきなお話でした」とコメント。「いろんな悩みや気持ちを抱えている人が登場して、みんなの気持ちが混ざり合ってクライマックスに向かうのが面白く、そしてなんといってもあたたかい作品です」と涙にあふれる感動作をアピールした。 ★ヒロインは當真あみ ヒロイン役の當真は2022年のアニメ映画「かがみの孤城」で主演声優を担当。長尾と同様、昨年の「どうする家康」でNHK大河ドラマに初出演した。今作については「長尾さんをはじめ、すてきな俳優の皆さん、温かいスタッフの方々のおかげで、ひとつひとつ大切にのびのびと演じられたと思います」と感謝。「誰かを思いやる気持ち、その気持ちがもたらす温かい幸せをぜひ劇場で見ていただきたいです」と呼び掛けた。