遠藤エミの服が燃えた!?~クイーンズクライマックス枠番抽選の舞台裏~/蒲郡・クイーンズクライマックス現地コラム
グランプリ・クイーンズクライマックスのお楽しみのひとつといえば、トライアルの枠番抽選だ。クイーンズクライマックス初出場の藤原菜希は、「何より楽しみなのがガラガラ(枠番抽選)なんですよ。レースより楽しみなくらい(笑)」とシリーズ前に語っていた。結果的にはガラガラではなく、一斉システムだったわけだが…。 【ボートレース】PGIクイーンズクライマックスのライブ・出走表・結果・歴代優勝者などはこちら
さて、その枠番抽選の裏側を追ってみよう。枠番抽選はピット内の特設スペースで行われる。ここは普段、装着場なのだが、この抽選のために一部を改装した。
さて、その枠番抽選の裏側を追ってみよう。枠番抽選はピット内の特設スペースで行われる。ここは普段、装着場なのだが、この抽選のために一部を改装した。
トライアル12Rが終わると、選手たちはエンジン吊り(ボート・モーターの片づけ)を行い、すぐさま会場へ駆けつける。本当にレース直後なので、12Rを走った選手は着替えることもできず、濡れたまま抽選を受ける(ベンチコートを羽織る)。
会場横に大型ストーブが用意され、抽選が始まるまでのわずかな間、選手たちはそこで暖を取っていた。ただ、その威力があまりに強く、温まっていた遠藤エミの服からジュっと煙が上がり、「わっ」と声が上がった(すぐさま離れて衣類は無事だった)。
気温4度という中だったので、みんな寒そうにしていたが、ストーブ効果で徐々に温まり抽選会が始まった。中継では選手しか映し出されていないが、その後ろはこれだけの記者や関係者が見守っている。
以前のガラガラと違って、一斉方式は一瞬の勝負。誰がどんな表情をしたか捉えにくいのが記者としては困りものだが、開封した瞬間にワッと沸くのはなんとも楽しい。 結果、トライアル最終戦は第2戦で1着を取った渡邉優美と遠藤が1号艇を獲得。渡邉は笑顔の時間が長かったが、遠藤は一瞬「おー」と嬉しそうだったが、あまり表情を崩さなかったのが印象的。
この結果を受け、トライアル最終戦が行われる。各選手の勝負駆け状況は以下の通り(ボーダーを21点で算出しているが、浜田亜理沙が不良航法で減点7、西橋奈未がエンスト失格で減点2となったため、ボーダーは下がる可能性がある)。 11R ①渡邉優美…5着条件 ②藤原菜希…2着条件 ③細川裕子…2着条件 ④宇野弥生…圏外 ⑤三浦永理…4着条件 ⑥平高奈菜…2着条件 12R ①遠藤エミ…当確 ②海野ゆかり…1着相手待ち ③西橋奈未…圏外 ④浜田亜理沙…圏外 ⑤平山智加…5着条件 ⑥川野芽唯…1着条件
マクール