核シェルター 県内で初の展示 災害時の避難場所にも【長野・上田市】
ウクライナ侵攻以降自宅に設置したいという声が増えている核シェルター。 県内で初の展示会が15日あり、災害時の避難場所としても注目されています。 ■アンカーハウジング・吉山和實社長 「こちらが圧力扉になっていてここで放射能を完全にシャットアウトします。こうやって開けます、するとシェルターの中になります」 コンクリートと鋼鉄のハイブリット工法で1月に特許を取得したという「アンカーシェルター」です。神奈川県に本社を置くアンカーハウジングが製造販売を手がけ、関係者向けに県内初の展示がありました。 ■アンカーハウジング・吉山和實社長 「ここにバイオトイレが来ます」 シンクやベットを設置するスペースもあります。およそ6畳、4人とペットが2週間滞在できるシェルターには地上の吸排気口のバルブが。 ここに99.8%の放射能をカットできるという特殊な空気清浄機がセットされます。 核兵器による攻撃から身を守るための「核シェルター」ですが災害時の避難場所にもなります。 ■アンカーハウジング・吉山和實社長 「家で地震が起きたらスマホを持って、ここに2分くらいで駆け込めば一番安全だと思っている。2週間滞在できる食糧から排泄からベッド全部ありますから」 日本核シェルター協会によりますと国内における核シェルターの人口当たりの普及率は0.02%。スイスの107%やアメリカの82%と比べても著しく低い状況です。 ■SEIRYOU・清水芳則社長 「色々紛争とか戦争が始まっている。日本もいち早く有事に備えて設置したほうが(いい)配信をしていきたいという気持ちでこの展示シェルターをしている」 一般公開は9月中旬頃の予定です。