救急現場で搬送対象者の現金盗んだ疑いで逮捕の男性消防士 事実認めて懲戒免職処分
ことし10月、救急出動した石川県金沢市内の住宅で、住人の財布から現金を盗んだとして逮捕された男性消防士について、金沢市消防局はこの消防士を20日付けで懲戒免職処分としました。 懲戒免職処分を受けたのは、金石消防署臨港出張所に勤務していた51歳の消防司令補の男性です。 この男性消防士は、10月22日の午前、救急活動のため向かった金沢市内の集合住宅の部屋で搬送対象の70代女性の財布から現金3万円を盗んだとして、窃盗の疑いで逮捕されました。その後、金沢市消防局がこの消防士から事情聴取を行ったところ、窃盗の事実を認めたということです。 金沢市消防局では「信用を大きく傷つけ、市に対する信用失墜行為となる」として、20日付けでこの男性消防士を懲戒免職処分としました。金沢市消防局の蔵義広消防長は「職員の意識改革に努め、失った信頼の回復に向けて全力を尽くしてまいります」とコメントしています。
北陸放送