「運転ができないと学校に迷惑をかけると思った」 特別支援学校の女性教諭が6年以上無免許運転続け懲戒免職処分
2018年からの6年以上にわたり無免許運転を繰り返し、さらに今年10月には自転車と接触し相手にけがをさせたとして、石川県教育委員会は20日、特別支援学校の女性教諭を懲戒免職処分としました。 懲戒免職処分を受けたのは、石川県立いしかわ特別支援学校に勤務していた57歳の女性教諭です。 県教育委員会によりますと、この女性教諭は2018年5月に進路変更違反による運転免許取消処分を受けたにも関わらず、学校に報告することなく、その後6年間あまり無免許運転を繰り返していたとして、今年9月に警察に検挙されました。 しかし、女性教諭はその後も無免許運転を続け、10月末には自転車と接触し、相手に打撲などの軽いけがをさせる事故を起こしたということです。 女性教諭は県教委からの聴取に対し、「運転ができないと学校に迷惑をかけると思って無免許運転を繰り返してしまった」と話しているということです。 県立学校ではこれまで、年度初めに教員の運転免許の有効期限を学校長に申告させていましたが、女性教諭は虚偽の申告を繰り返していたということです。 県教育委員会では一連の無免許運転が信用失墜行為に当たるなどとして、20日付けでこの女性教諭を懲戒免職処分としました。 今回の処分について、北野喜樹県教育長は「保護者から生徒の教育を託された教育公務員としてあるまじき行為であり、深くお詫び申し上げる」とコメントしています。
北陸放送