練習中、リラックスした表情を見せる大津（撮影・永田浩）

　◆オリックス―ソフトバンク（14日、京セラドーム大阪） 　ソフトバンクの大津亮介投手（25）が、15日のオリックス戦で約1カ月ぶりに1軍の先発マウンドに立つ。14日の試合前に練習で汗を流した右腕は「優勝争いをしているときに戻りたいなと思っていたので、タイミング的にもここからもう一度上（1軍）で投げる楽しみとか勝つ喜びとかを実感したいのでもう一回頑張ります」と意気込んだ。 ■「ギータいよいよー」柳田悠岐が負傷後初のベーラン【動画あり】 　先発転向1年目。夏前までは順調に勝ちを積み重ねた。ただ、6月29日の日本ハム戦で6勝目を手にしてから白星が遠ざかった。8月14日の西武戦で7敗目を喫して初めて負けが先行。「初めての先発で夏場に来て、まだシーズンを通して先発としてシーズンフルでハイパフォーマンスを維持できるスタミナはまだなかった」（倉野信次投手コーチ）と、翌日から2軍での再調整を言い渡された。 　再調整期間は、体の回復と倉野投手コーチから与えられたいくつかの課題克服に取り組んできた。「素直に受け止めて自分のためと思ってやってきました」と大津。当初先発予定だった松本晴のけがもあり、15日の復帰登板が決まった。「開幕当初と同じ気持ちで、もう一回ここから頑張ろうと思います。闘志むき出しでいきます」。約2カ月半ぶりの勝利をつかみ取るため、右腕が全力で腕を振る。 　大津は今季16試合に登板し、6勝7敗、防御率3・13。（大橋昂平） 【#OTTOホークス情報】