33歳のベテランにメジャーが熱視線…FAで去就注目される「タフネス右腕」は
男気あふれる右腕
メジャーへの思いはあるが、広島に残留する可能性も十分にある。九里は同学年で同期入団の大瀬良大地と投手陣を引っ張ってきた。最多勝を獲得した際は、「大地(大瀬良大地)とは、やはり入団したときから、互いに切磋琢磨して頑張っていける関係でありたいと思っていましたし、またそうしてやってきていますので。まだまだ通算の勝ち星とか、全然大地のほうが上で、これで並んだわけでもありませんけれども、少しでも追いついて、この先も互いに頑張っていきたいと思っているので。そういう意味でも、タイトルを獲ることを経験できたのは良かったと思います。大地からは、最多勝が決まったあと、『おめでとう』と声を掛けてもらいました」と明かしている。 男気あふれる右腕はリーグ3連覇を飾った18年以来遠ざかっている栄冠に向け、新井貴浩監督の下で貢献したい思いもあるだろう。悩み抜いた末にどのような決断を下すか。 写真=BBM
週刊ベースボール