【50歳からの断捨離®道 】更年期とくに50代は断捨離適齢期。 モノの断捨離と汚れの断捨離で、更年期の不調も断捨離を
断捨離®とは「断つ」「捨てる」「離れる」。ヨガの「断行」「捨行」「離行」の3つの頭文字を合わせたもの。自分にとって不要・不適・不快なものを除き、ご機嫌な人生を自分の手でクリエイトする方法だ。断捨離トレーナー大澤ゆう子さんに、50代の断捨離の極意を教えてもらった!
「はじめまして。断捨離トレーナーの大澤ゆう子です。 断捨離トレーナーとなって10年、今までおよそ3000人以上のおうちのお悩みに向き合ってきました。その年代は、上は70代から下は40代まで。 『ウチは子どもと夫が散らかし放題。夫婦共働きですが、家事は私のワンオペ。片づける気力がわきません』『母が亡くなり実家を片づけたいけど、モノが多すぎて。それに残された父が何でもとっておきたがるので困っています』など、お悩みはそれぞれです。 その様子を見ていて感じるのは、よき妻、よき母、よき娘でありたい、いやそうであらねばという思いで、長年やってこられた人たちだということ」
♦断捨離は更年期世代にこそおすすめ
「そのように家族第一でやってきた方にも、子どもの独立、パートナーの定年、親の死など人生の節目といえる出来事が訪れます。それがちょうど40代50代、つまりOurAge読者のみなさんの年代です。 そしてそこへ重なるようにやってくるのが更年期。思わぬ心身の変化、不調に戸惑っている方もいらっしゃることと思います。 更年期の更という字には『かえる、かわる、入れかわる』という意味がある、ときいたことがあります。だとすれば更年期は、人生をかえる、入れかえるとき。断捨離は、人生を変えます。 モノとの関係性を自分に問い、モノを絞り込み、残したモノを手入れし活かしていくことで、それまで気づかなかったことに気づくようになり、結果、人生が変わるのです。やってみればわかります。まさに人生を変える断捨離は、人生を入れかえる時期「更年期」にぴったりなのです。 そこでこの連載では40代50代の方々に向け、私の家をモデルケースとして、断捨離の実践例をご紹介していこうと思います。さっそくですが、我が家の様子をお見せします。私が暮らしているのは、築30年の一軒家です」