全品980円以下なのに機能は上!? 激戦レディースインナー市場に挑む、ワークマンの勝算
たとえばこの「8分袖襟シームレスUネック」は襟ぐりをシームレス仕様にして、上に着るアイテムに響かないよう配慮しています。
北村: また、こちらのカップ付きインナーはカップの付け心地のよさを追求し、キツすぎず、緩すぎずのフィット感を実現させるために、何度も試作を繰り返しました。
山田: 普通のトップスとしても着用できそうなアイテムもありますね。ファッションの幅が広がりそうです。
お値段そのまま、機能性をさらに向上
山田: 今後、考えておられる企画などがあれば教えてください。 北村: おかげさまで「シン・呼吸するインナー」が今年大ヒットしたので、2025年に展開する製品では機能性をさらに高められればと考えています。 「シン・呼吸するインナー」の生地には、キュプラを使っています。既存製品はそのキュプラを20%弱使っていたんですが、それを30%以上にして、吸放湿性をさらに高める取り組みをしているところです。もちろん、値段はそのままです。
また、インナーカテゴリではメリノウールにも注力しています。メリノウールには糸の細さが5段階に分かれているのですが、ワークマンでは一番上と2番目のランクのエクストラファインメリノしか使用していません。
山田: ワークマンのメリノウールアイテムは、僕も愛用しています。特にその機能性の高さに惚れ込んでいる「メリノウール長袖丸首シャツ」は、これまでカラーがブラックとネイビーしかありませんでしたが、今年から杢グレーが加わったので、お店に入荷したら絶対に買おうと思っています。
北村: 天然素材は年々価格が高騰していますが、ワークマンならではの価格を維持できるよう、努力していくつもりです。