古賀紗理那さん「私をずっと成長させてくれたこの競技に少しでも恩返しができるように活動していきたい」
スポーツニッポンフォーラム制定「FOR ALL 2024」の表彰式が2日、東京都文京区の東京ドームホテルで開催された。スポーツを通じて社会貢献や地域振興に寄与、または日本を元気づける顕著な働きをした個人・団体を表彰するもの。今回はパリ五輪陸上競技女子やり投げで優勝した北口榛花(26=JAL)がグランプリを受賞。特別賞には、バレーボール女子日本代表の主将兼エースとして活躍した古賀紗理那さん(28)が選ばれた。 【写真】全身スラリ。白いパンツにベージュのシャツとベストを合わせたコーデで登壇する古賀紗理那さん 白いパンツにベージュのシャツとベストを合わせたコーデで北口とともに登壇した古賀さんは「このような賞をいただき感謝しています」と喜びを語った。「私はパリ五輪を最後に選手を引退しましたが、これからは私をずっと成長させてくれたこの競技に少しでも恩返しができるように活動していきたいと思います。これからも女子バレー、強くなっていくと思いますので、引き続きたくさんの方に注目していただけたらいいなと思います」とバレーへの思いを口にした。 授賞式後に改めて「特別賞をいただけてうれしく思います。今年1年はパリ五輪出場権をとるところから果てしない大変な道のりだったので、結果を残すことができたのは経験になった」と喜びを繰りにしながら今年を回顧。現役を引退した現在は「健康に気をつけながら生活していきたいなというのが一番です」と笑った。壇上でも語った「恩返し」については「指導していきたいという目標はある。確定はしていないですけど。日本代表を目指したいとか大きな目標を持っている選手に教えてみたい。確定していることはないですけど。(中高生か?)その年代にも教えてみたい。指導者になりたいというのはないけど、教えるところ、プレーに対する取り組み、スキル、向き合い方とか、私にできることをやっていきたい」と具体的な言葉で自身の考えを語った古賀。現在の夫・西田との生活について聞かれると「引退してから関西にいますが、夫がオフの日に私が東京にいたりするので、一緒にいる時間がないのが現状です」と苦笑いを見せた。 一緒に登壇したグランプリ受賞の北口については「いつも試合でユニホームのイメージがあるのでギャップで奇麗だなと思いました」と目をキラキラ。最後に、引退後はどんな仕事が楽しかったかを問われると「全て私の初の経験というのをさせていただいて、これが一番というのは分からないですけど、トライできる仕事は挑戦していきたい」とこれからも「挑戦」を続けていくと笑顔で語った。 スポーツ振興を応援し、国民の体力・健康づくりを考える「スポーツニッポンフォーラム」は、スポーツを通じて社会貢献や地域振興に寄与、または日本を元気づける顕著な働きをした個人・団体を毎年「FOR ALL」と題し表彰している。