【独自解説】新型コロナは「5類になっても“ただの風邪”ではない」脱水症状で命のリスクも…共通点多い『熱中症』との見分け方とは?死者数はインフルの20倍超、知っておきたいコロナの怖さと対策法
■マスク着用がかえって熱中症のリスクに…症状が似ている新型コロナとの見分け方
また、暑い夏は『熱中症』と『新型コロナ』の同時流行に要注意です。初期症状がとても似ているのが問題となっていて、共通として『発熱』『頭痛』『倦怠感』が挙げられます。ただ、新型コロナの場合は、『喉の痛み・咳・たん』『鼻水』『下痢』といった“熱中症にはみられない症状”に注目することが重要です。 熱中症だったとしても重症化するリスクがあり、新型コロナに罹患している可能性も十分あるため、忽那教授は「水分補給や冷却をしても症状が良くならない場合は、医療機関へ相談を」と推奨しています。
ただ、暑い時期には、感染症対策が非常に難しい状況になっています。マスクの着用が推奨されていますが、街の人からは「マスクをすると息苦しく、蒸れる。暑い中では厳しい」という声が多く聞かれました。
暑い時期にマスクを着用していると、熱中症になるリスクもあります。忽那教授によると、「交通機関など密集する場所ではマスクを着用するなど、判断することが重要だ」ということです。 また、熱中症対策として『適切なエアコンの利用』が推奨されていますが、エアコンをつけて密閉した空間にいると、新型コロナの感染リスクが高まります。忽那教授は、「30分に一度は換気をすることが大切だ」と話していました。
■3割負担でも約1万5000円…5類移行で懸念される金銭的問題とリスク
街で話を聞くと、「コロナになっても、自己負担だから病院に行かない人が増えたのでは」という声も聞かれました。 新型コロナの治療薬は1~3割が自己負担となっていて、『ゾコーバ』は3割負担でも約1万5000円です。『東京都医師会』は2024年7月16日、「コロナの治療薬で早めの症状改善が大切。治療薬の自己負担を軽減してほしい」と声を挙げていました。 また、ワクチン接種についても、高齢者は一部自己負担で最大約7000円ですが、若い世代は全て自己負担となり、約1万5000円です。
ただ、現在コロナ患者に一番多い年代は10代です。コロナなど感染症の特性で、若者から高齢者へ感染が広がっていきます。そのため、夏の帰省シーズンは特に注意が必要です。
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