【この230TEなんぼ?】卓越したコンディションの36年落ち「メルセデス 230TE(S124)」が販売中
メルセデス・ベンツ230TE(S124):デュッセルドルフのクラシックカー専門ディーラーが、”シュヴァーベンシルバー”の特別な124エステートを出品している。
レストアされたこの車は、コンディションが優れているだけではない。20年以上にわたり、あらゆる出来事が詳細に記録されている。
この「メルセデス230TE」は特別なものだ。132馬力を発揮するスムーズな走りの4気筒エンジン(M102)は、すでに愛好家の間で高く評価されている。しかし、それ以上に注目すべきは、1988年に初登録されたエステートの卓越したコンディションである。下回りをドライアイス洗浄、ブレーキとアクスルは完全にオーバーホールされ、ボディはオリジナルのリアスグレーに再塗装された。当時この色は「スワビアンシルバー(シュヴァーベンシルバー)」とも呼ばれていた。
最初のオーナーは、サンルーフ付きの新車を購入して12年間楽しんだ。2000年以降、2代目のオーナーは、すべての走行距離とガソリンを給油するたびに日誌に記録するだけでなく、修理やメンテナンスの作業もすべて記録した。現在までの走行距離は18万km弱で、36年落ちの割には少ない走行距離平均となっている。 マニュアルシフトの「Tモデル」は現在、デュッセルドルフの「C.O.G.クラシックス」で販売されている。このクラシックカー専門ディーラーの広告には、50枚以上の写真が掲載され、特別なコンディションのメルセデス製エステートが18,900ユーロ(約310万円)でオファーされている。
誇らしげな価格だが、「W124シリーズ」は長い間、人気の高いクラシックカーだ。特にエステートはサルーンよりはるかに希少で、独自のファンがいる。たっぷりとしたスペース、明快でシンプルなライン、メルセデスらしい堅実さが、時代を超越したエレガントなエステートを特徴づけている。
しかし、他の「124」モデルと同様、少なくとも30年は経過しているこのメルセデスでは、サビが大きな問題となっている。中古車価格は最低4桁台(約160万円)からで、18万km弱の走行距離に加えて、「C.O.G.クラシックス」からのオファーのように、無傷のボディ構造が確認できるものは非常に稀であり、価格もそれ相応である。
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