女性のカラダとココロの不調、「仕方がない」と諦めていませんか?最初の一歩を産婦人科医・高尾美穂先生がアドバイス
◆不調を一人で抱えないで またアンケートでは、生活をしている中で起きる不調について、事前に対策できていない女性が約8割。主な理由としては、「どう対策すればいいのかわからない」「いつ起きるか分からない」「しょうがないと諦めている」があげられました。 「普段の体のだるさや急なイライラなどは、なんとなく相談しにくい」という人も多いはず。産婦人科などに行く目安として“日常生活に支障が出たら”と聞くこともありますが、具体的にどのような状態なのでしょうか。 高尾先生は、「生理休暇を使いたい、部活の練習を休みたいと思った時点で、アクションを始めましょう。産婦人科へ行くもよし、経験者に話すもよし。言語化することで整理され、イライラの原因を考えたり、何かできることが見つかるかもしれません。産婦人科などに行くときは、記録があるとより良いです」とアドバイス。 時代が変わり、昔よりも生理が話題になるようになりました。一人で抱えずに、何かしら解決への一歩を踏み出してみると、今までより過ごしやすくなるかもしれません。
「婦人公論.jp」編集部
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